「これは予測された事態だ。そのためにお前たち経験者をこのアスカに集めた。」
CV:鳥海浩輔
概要
地球連邦防衛軍の軍人。
『宇宙戦艦ヤマト2199』の頃からヤマトクルーとして登場していた北野哲也の実兄。
また、土門竜介たち宇宙防衛大学第38期生の恩師でもある。
プロフィール
人物
かつてガミラス戦争時にヤマト計画の候補者になっていたが、事故で負傷してしまい、ヤマトへは乗艦できず。戦後は宇宙防衛大学の教官になり、新世代の育成に力を注ぐ。
『宇宙戦艦ヤマト2205』の後、デザリアムの地球侵攻の可能性が浮上すると、藤堂平九郎が対デザリアム作戦「オペレーションDAD」を秘密裏に立案。藤堂からの要請を受けた北野は第38期生を最後に教職から退き、前線に復帰。森雪の後任として補給母艦アスカの艦長に就任する。
元ヤマト艦隊クルーを中核に据えるオペレーションDADにおいて、ヤマト艦隊クルーではない彼が抜擢された辺り、能力の高さと藤堂からの信頼の厚さが窺える。
土門たち教え子からは慕われているようだが、教官としてはかなり厳しかったらしく「鬼の北野」の異名を付けられている。『3199』にてアスカで再会した板東平次は相変わらずの彼の迫力に「これなら弟の方がマシだったっていうか」と苦笑している。
活躍
宇宙戦艦ヤマト2205
第2話などに登場する、土門達の集合写真に写っているのみで、本人は登場せず、名前も不明だった。
ヤマトよ永遠に REBEL3199
補給母艦アスカの艦長として木星圏で訓練航海を行っていたが、グランドリバースの侵攻とオペレーションDADの発動に伴い、迎撃のため行動する。
余談
- 明言されていないが、『2199』第2話に登場する「本来ヤマトの幹部乗員になるはずだった士官」のなかに顔つきや髪型がよく似た人物がいる。この人物はポルメリア級の砲撃でシェルターが破壊されるシーンには映っていない(つまり直撃は免れている)ため、同一人物だとしても辻褄は合う。
- 『2205』BD特典の第2話シナリオでは、名前が未決定だったのか「北野哲」と書かれていた。
- 厳しい指導で「鬼の北野」と呼ばれるという彼だが、『新たなる旅立ち』の没パートでは古代進が同じ理由で「鬼の古代」と呼ばれていた。
- 『2205』で出てくる教官時代の彼は緑色の制服を着ているのだが、2005年にPlayStation2で発売された旧シリーズのゲーム版『暗黒星団帝国の逆襲』『二重銀河の崩壊』では、北野哲がパルチザンの一員として参謀が着る緑色の軍服を着用している。写真の姿を見てゲーム版の彼の姿が思い浮かんだファンも決して少なくないはず。
- 演者の鳥海氏は、かつて『宇宙戦艦ヤマト復活篇』で、第二代宇宙戦艦ヤマトの技術班長 木下三郎を演じたことがある。