概要
てんとう虫コミックス43巻及び、藤子・F・不二雄大全集12巻に収録。
人工の鉱脈を作り出せる道具で、その鉱脈へ物を入れるとそれを大量に増やして掘り出すことができる。
含まれている元素の数は原作と大山版では103種類だったが、水田版では92種類になっている。そして色は大山版では無色透明だったが、水田版では赤色になっている。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- 1984年11月9日放送。
- ジャイアンがラジコンを操縦していた時、スネ夫は一度休憩させることを提案したが、聞き入れてもらえなかった。
- 夜のび太は夢の中で大量の電池の上に座り、ラジコンでスネ夫を追いかけ回していたが、操縦ミスで自分もラジコンに引かれそうになり、目を覚ました。そして目をさました時、入って来た風で鉢に植えてあった花の花びらが飛んだり、机の上のノートのページが捲れたりして、ふすまが空いていることやドラえもんが出て行ったことに気付いた。ちなみにのび太は寝ていた時も眼鏡をかけていた。
- のび太は裸足でドラえもんが掘った坑道に入って来たため、地面にあったどら焼きを知らずに踏んでしまい、びっくりして声をあげドラえもんに気付かれた。そしてのび太が壁に激突した衝撃でどら焼きが大量に降ってきた。
- ドラえもんが言った元素の中でナトリウムとマグネシウムは省かれていた。
- 帰り道怒ったドラえもんは「あんな奴罰があたるといいんだ!」と発言している。
- スネ夫がジャイアンと出会う場面は省略され、ラジコンのコントローラーが穴に入ったのは、スネ夫が「ラジコンはどうしてくれるんだ!」とジャイアンに掴みかかった拍子に落ちたから。
- その後スネ夫はまた父親に新しいのをねだるからと、先ほどの大量の電池を持って野比家を訪ね、ドラえもんとのび太はスネ夫から訳を聞き鉱脈を掘り始めた。ちなみこの時のび太がコントローラーをいじったせいで、大量のラジコンが一斉に動き始め、坑道の中はパニックになった。
水田版
- 2016年10月14日放送。
- サブタイトルが「ざくざく!地中でくだもの狩り」に変更。
- 冒頭には、夜ドラえもんが地中でどら焼きを掘る音で、のび太が目を覚ます場面が追加された。そのため、翌日のび太は寝不足で学校から帰宅するなりぐったりし、ドラえもんに昨日の夜変な音がしなかったかどうか尋ねたが、ドラえもんはしらを切っていた。
- 今回は先にドラえもんが坑道を掘る下りがきていて、のび太はトンネルに入った後、地面が柔らかいことや甘い匂いがすることに気付いており、ドラえもんはトンネルを掘り進める際、ライト付きのヘルメットを装着していた。
- ドラえもんは合成鉱山の素の説明を庭で行っている。
- 今回もジャイアンがラジコンを操縦していた時、一度休憩させることを提案したが、聞き入れてもらえなかった。そして通りかかったのび太に「お前にはやらせてあげないからな!」と言ったが、「こっちはそれどころじゃない」とスルーされてしまった。
- ドラえもんとのび太が夜、裏山に掘った穴に入れた物は昼のおやつに出た色々な果物。そして翌日の放課後、しずかも誘ってパワーツルハシを使って坑道を掘り進め、掘り出した果物を味わった。ちなみにドラえもんはブドウを掘り出したが、繊細な作業だったため、刷毛も使用している。
- スネ夫はジャイアンが帰ってしまった後、トンネルを見つけ入ったところ、先ほどの果物を味わうドラえもん達を見つけ、自分にも食べさせてと頼んだが、のび太からその代わり今日のおやつを持ってきてと言われ、夜ドラえもん達と共に穴に高級ケーキなどを入れた。ちなみにこの時、しずかも焼き芋を持ってきていたが、恥ずかしかったので、ドラえもん達が去ってからこっそり入れた。
- 翌日ドラえもん達はモグラロボットに掘らせた鉱道に線路とトロッコを設置し、4人がかりで掘り出し満腹になるまで味わったが、しずかだけは皆に見つかる前に焼き芋を掘り出そうと必死になり、その最中のび太がラジコンの鉱脈を発見した。
- そしてしずかはやっとのことで焼き芋を掘り出すことに成功し味わうが、すぐに皆が気付いてやって来て何を持ってるのか見せてほしいや、独り占めはよくないと言われてしまい、立ち往生になっている。