「騒音公害をカンヅメにしちゃえ」(てんとう虫コミックスドラえもん第15巻に収録)にて初登場。
蓄音機の台座部分に缶がくっついた形をした道具。
周囲の指定した音のみを吸い込み、「吸音缶」と呼ばれる缶に溜め込むことができ、「吸音缶」を取ると吸音が止まる。
「水田版ドラえもん」では、吸い込んだ音は後に聞いてみることもできるとされている。
ただし、音を吸い込んだ「吸音缶」の中身を飲んでしまうと、吸い込んだ音が飲み込んだ人の口から鳴り響き続ける(前述の初登場回のオチでは実際のび太が漫画に気を取られているうちにうっかり缶ジュースと間違えて飲んでしまい、今までに吸い込んだ音がのび太の口から鳴り響いた)という欠点がある。(「水田版ドラえもん」では丸1日ほど鳴り響き続け、真っ当な言葉を発することも不可能になるが、マスクをしていると音がマシになり、咳と同じ様にある程度は堪えらる)
また、「映画ドラえもんのび太と空の理想郷」では物語終盤、タイムツェッペリンを修理する際、エレベーターと修理の際に鳴る音が厄介だったため、この道具が使用された(本映画に登場するドラえもんが出したひみつ道具の内、映画オリジナルのひみつ道具を除き、マイナーなひみつ道具は「吸音機」くらいである)が、のび太が見張りのクリオネラから息を潜めるのに夢中になるがあまり、足が「吸音缶」を蹴飛ばしてしまい、道具の効果が切れ、同時に今まで吸い込んだ音が「吸音缶」から漏れ出てクリオネラに気づかれてしまった。