概要
藤子・F・不二雄原作のアニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。映画『ドラえもん のび太と空の理想郷』に登場したオリジナルひみつ道具。
未来の技術で開発した飛行船にタイムマシンの機能を持たせたもので、「ユートピアを探すため飛行船で旅がしたい」とのび太にねだられたドラえもんが購入した。
引き渡しを行った未来デパート配達員(CV:山里亮太)によると、相当な骨董品でドラえもんが見つけるまで全く買い手がつかなかった模様。それでもそこそこの価格だったらしく、購入にあたりローンを組んでいる。
構造・装備
- 操縦室
底部ゴンドラに設置。後部ハッチが開閉してタラップとなり、そこから出入りが可能。
飛行中にハッチを開くと水平な滑走路となり、ドラえもんたちはインスタントひこうきセットでそこから飛び出して船外探索を行う。
未来のコンピューターによる自動制御の方式だが、外観はレトロ。
- 居住スペース
四次元空間化した気球内部に設置されており、数百人を余裕で収容可能。洋風レトロ調の家屋を模した宿泊スペース(室内は無骨な二段ベッド)が複数、食堂(自動で料理を用意するなどのレストラン的な機能はないため、ドラえもんたちはグルメテーブルかけを使用)、シャワールームが存在する。
- 展望室
気球上部に設置。操縦室のコンピューターとは独立しており、操縦室を介さずマニュアル操作でタイムワープ弾を放つことができる。
- タイムワープ弾
本機のタイムワープ機能。時間・場所を指定した後、機体直上にタイムホールを空けるための弾を発射、浮上することで時空移動を行う。タイムホールは発生後時間経過とともに収縮していく。
- エレベーター
かごは1人乗り。ハンドルを回すことで各階層に移動する。
備考
名称は恐らくドイツで開発された硬式飛行船「ツェッペリン」に由来すると思われる。