CV:江原正士
搭乗車種 | ホンダ・S2000(AP1) |
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ボディカラー | ロングビーチブルーパール ※ |
主な外装パーツ | MPF製フロントバンパー・マフラー、J'S RACING製ボンネット、CUSCO製リアウイング、無限製ホイール |
ナンバー | 土浦35 お 71-109 |
※原作でのボディ色は明らかになっていないが、原作の取材車両と思われるMPFのデモカー(原作で一部場面でMPFのステッカーが見受けられる)と、ゲーム「ARCADE STAGEシリーズ」ではこのカラーが使用されている。このカラーは本来初代NSX用のものでありS2000純正色ではないため、オリジナルで再塗装が施されている。
概要
茨城県筑波山の走り屋チーム『パープルシャドウ』のリーダー格。
職業は医師で、推定年齢40代後半。
親友で同じくもう一人のリーダー格の星野好造からは「城ちゃん」と呼ばれている。
高橋涼介と同じく医学に携わる者であるためか、かなり理論的な走りをする。
完璧主義者であり、バトルの展開や次に起こることを予想し全て計算尽くで走っており、星野と共に現在もジムカーナやサーキットのアマチュア大会で表彰台に上がる凄腕ベテランである。
また若者のような部分を隠そうとはしない星野とは逆に、年長者であることへの自覚を意識した振る舞いを常に心がけている。
そのため藤原拓海やゲーム版でのプレーヤーへの振る舞いも紳士的であまり辛辣ではない。
しかし星野からは、「自分の完成度の高さを他人に見てほしくて仕方ない、変人でナルシスト」と冗談交じりに喝破されている。
左手をシフトノブ、右手をステアリングホイールから離さない『ワンハンドステア走法』を体得しており、『ゴッドアーム』の異名を持つ。
一見するとセルフガムテープデスマッチと呼べそうな縛りプレイに見えるが、そのこころは全ての状況を自分の盤石のコントロールの下に置いているという自信と事実にある。
また一見走行ラインには無頓着な走りをしているように見えるが、これは「タイヤさえ使い切ればどんな走行ラインでもタイムは同じ」という理屈から来ているもので、ドリフトでもグリップでもない両方の中間で走るという。
事実城島はコーナーで毎回違うライン取りをしながらもほとんどタイムを揃える事ができ、この神業とも呼ばれる走り方を彼は20年以上続けている。
なお、彼とバトルした拓海はバトル中の雰囲気が「インプレッサを転がしてるどこかのクソオヤジと嫌になるくらいそっくり」として、苦手意識を露にしていた。
また、バトル前には拓海が自身の年齢に反して古いマシンであるハチロクを操る理由を「元々は親父のクルマだから」と述べた際には「君の親父さんに会ってみたい」と文太に興味を示すような発言もしている。
劇中の活躍
以下ネタバレ注意
筑波山での拓海とのダウンヒル戦では持ち前のハイテクニックを駆使して拓海を追い詰め、後追いの7本でついに追い抜きに成功する。
しかし、終盤で変形溝落としとブラインドアタックの合わせ技を使った拓海に抜き返される。
その際絶対的な自信のあったワンハンドステアを崩されたことによって後追いでの勝負を避け、先行逃げ切りの勝ち方に切り替えた。
最後の8本目で全力走行を見せ、これまでどんな相手にも後追いで離されることはなかった拓海が、変形溝落としを使用してもなお引き離されるほどの速さを見せ付けた。
焦った拓海は変形溝落としの速度とタイミングを誤りハチロクの足回りを破損、万事休すと思われたが、中年の城島は持久戦による疲れと数日続いた猛暑による体調悪化で吐気を催し、クルマを停止させて道路脇で嘔吐しまさかのリタイアとなった。
主人公を実質的に敗北させた二人目の男である
ちなみにバトル直後に星野から「車内で吐きながらゴールすればよかっただろう」と言われており、本人もその考えが過ったようだが「みんなが喜んで駆け寄ってきた時、全身ゲロまみれで降りてくるのは分別ある大人としていただけないと思った」と観念した様子であった。
その後しばらくして回復した城島へ拓海から同乗走行を申し入れがあり、城島はこれを快諾。
この走り方を隣で見て学ぶ機会を得て、拓海は自分でもワンハンドステアを練習に取り入れるようになる。
その結果ドライバーとしてのセンスが更に磨かれ、自分の感覚と実際のマシンの戦闘力にブレが少なくなった。
余談
- 原作ではガムテープデスマッチとの類似性については読者に語りかける形で説明文で解説されていたが、ナレーションのいないアニメ版では高橋涼介がプロジェクトDのメンバーとの会話で説明する形になっている。
- アニメ版では拓海のバトルで最終回を締める為に、高橋啓介対星野戦との順番が原作と逆になった。また結末の嘔吐シーンの伏線として、星野戦の観戦中に暑さや体調についての言及が追加されている。
- TVアニメ版およびアーケードゲーム版の城島のS200はナンバーの分類番号が2桁だが、2桁ナンバーは1999年5月に廃止、S2000の発売は1999年4月のため、発売から1カ月以内に納車されたS2000のみが持つ希少ナンバーである。