堀河天皇
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ほりかわてんのう
平安時代後期の73代天皇。
第72代白河天皇の第2皇子として生まれ、8歳の時に第73代天皇即位した。性格は優しく穏やかで、宮中での人望も篤かった。政務も熱心に取り組み、役人が提出した書類などを一枚一枚丁寧に読み、気になった点は後で役人に質問していたというまめな性格でもあった。『続古事談』では、「末代の賢帝」と称賛され、『発心集』では、「天が下治まりて、民安く世のどかなり」と記述されていた。
当初、白河院の院政の下で関白の藤原師通と協力し、法皇の権限を抑え政務も行っていた時期もあったが、師通死後は白河院の院政の権限が戻った。
そのため、堀河天皇の興味は音楽や和歌など文化の方へ移った。笛の腕前はピカイチだったという。和歌では「堀河院艶書合」を主催し、勅撰和歌集にも9首が収録された。
后である藤原苡子が亡くなると、第1皇子であった宗仁親王(鳥羽天皇)は、白河法皇に引き取られた。
生れつき体が弱かったため、29歳という若さで崩御された。
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堀河天皇(1079~1107)→篤子内親王(1060~1114)。甥×叔母の史実夫婦の話、愛され過ぎた皇后(内親王)視点。 タイトルは『幼くより類なく見とり奉らせ給ひて、ただ四の宮をとか思ほりけるには侍りけむ』より。初恋を実らせたのでしょうね。6,647文字pixiv小説作品