概要
初出は『真・女神転生デビルサマナー』で、種族は「堕天使」。
伝承では鷲頭のデーモンであるとされているが、『地獄の辞典』には挿絵が無く単にベルゼブブに仕える料理長とされることから、金子一馬氏は両手に包丁を持つコックの衣装を着た大顔の悪魔という解釈でデザインした。
『デビルサマナー』版では青い服に水色肌、『ソウルハッカーズ』版以降では黒い服に赤肌姿で、悪魔の料理人らしくコック帽には髑髏が描いてある。
得意スキルは料理に使うのかアギ系魔法で、『デビサマ』版はコックであるという理由から上位スキルである「木っ端微塵斬り」があえて設定されている。
『真・女神転生デビルチルドレン』では、作風故に少年姿の「自称マカイ一番のシェフ」であるデビルである。
フォレストランドを支配する魔王ベリアルが求める「金のリンゴパイ」を作るために、特別なニスロクを仲魔にするイベントがある。
アニメ版第8話「ニスロク!カリスマ料理でもうメロメロ!?」(CV:水田わさび)においては、魔法のフライパンとフライ返しで地上の食べ物を辛くしてしまい騒動を起こした。
ペルソナシリーズでは『女神異聞録ペルソナ』に登場し、「喰っちまうぞ」というボイス(CV:当時のATLUS社員・青木秀仁)が印象的であった。
余談
- 「金のリンゴ」は、様々な神話に登場する「黄金の林檎」へのオマージュだと思われる。
- 魔術書によるとニスロクは「知恵の実(一般的にリンゴとされる)」の番人の天使が堕天した悪魔で、その実を使った料理を得意としていると紹介されているので、その意味でも適材適所であるといえよう。