CV:水沢史絵
概要
職業は弁護士で、政府が密かに強行に成立させようとしている人間が妖怪を虐げる法律『妖対法(妖怪による不当な行為の防止等に関する法律)』の関係者の1人。
ただし彼女自身は妖怪にも生きる権利があると考えており、法律の制定には反対の立場を取っていた。
しかし関係者の1人として手の目から目を付けられ抹殺対象の1人とみなされ手を奪われてしまい、夜な夜な自身の手で首を絞める自傷行為に走るようになってしまい、鬼太郎に助けを求めた。
作中の動向
鬼太郎に助けを求めた後、同じく手の目に手の自由を奪われた鬼太郎に殺されそうになった事で妖怪への強い恐怖心を抱くと、政府が法律と並行して関係者と共に密かに開発していた対妖怪銃を持ち出し手の目と共に鬼太郎を射殺しようとするが、鬼太郎に「人間と妖怪が一緒に暮らす世界 僕だって無邪気には信じられません…でも あなたの事なら信じられる」「そうやって悩み 苦しんでいるあなたは…僕と同じだから」と説得され、思いとどまる。
しかし、『妖対法』に反対していた陽子は政府から危険人物として政府の監視下に置かれており(念のため言っておくが、日本はれっきとした法治国家である)、その行動は全て政府側に筒抜けであった。
陽子を妖怪諸共抹殺しようと政府は特殊部隊を送り込むが、最後の力を振り絞り、その場にいる全ての物を始末しようと自爆した手の目の行動で政府の目論見は失敗。
陽子も自爆に巻き込まれるが、自爆直前に鬼太郎が霊毛ちゃんちゃんこで威力を削いでくれていた事で、何とか無事に生還出来た。
しかし事態の収束後も引き続き政府からの監視下に置かれた状態で、病院に収容(あるいは軟禁?)されており、何とも後味の悪い今後の波乱に満ちた未来を暗示する様な形で事件は幕を閉じている。
全ては事件の背後に潜む黒幕の描いた思惑通りに…。
第97話では、バックベアードに立ち向かう鬼太郎を他の人間達と共に応援していた。
余談
上述の様に今後のハードかつ暗く重い今後の展開を案じさせる様な形で物語は締めくくられているが、物語の最後で朱の盆がぬらりひょんに事件の顛末の報告した際の台詞や今までの状況証拠から、法律の制定や対妖怪銃の開発にはぬらりひょん本人は関与している可能性があるが、現時点では不明(要は関係者全員が彼の手のひらの上で踊らされていた)。
少なくとも人間、妖怪側を唆して自分の理想を実現する為に暗躍している可能性は高く、今回の一件のシナリオを描いていたのだけは確かで、鬼太郎が手の目の術に嵌めるのに協力(タイミング的には鬼太郎達がいたとある寺が夜のライトアップをしたのと同時に、タイミングよく法律の企画書を携えて現れた時)のは間違いない。