変身ロボット
へんしんろぼっと
藤子・F・不二雄原作のアニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。大山のぶ代版アニメ951話「へんしんロボット」(1987年12月4日放送)に登場したひみつ道具。
本体は片手で持てる程なサイズのキツネ型ロボットというひみつ道具で、油揚げを与えるとそれを食べて与えた本人と同じ姿に変身し、与えた人物からの命令を受けると本人に代わって実行するという機能を持っている。
変化後の姿は本人と近しい人物でもわからない位そっくりとなるが、唯一お尻にキツネの尻尾部分のみが残ってしまう仕様のためここで本人か判別することが可能。また声も本人そっくりとはなるが基本的に言葉による意思疎通もできず「コンッ」としか喋らないため会話をしようとすればそちらでも判断できる。
変身から30分経過するか前述の尻尾部分を引っ張ることで元の姿に戻り機能停止する。
作中ではドラえもんとのび太、そして間接的にしずかが使用した。
最初に使用したドラえもんの場合、本エピソード開始時には既に変身ロボットを使用している最中で、どら焼きを買わせるお使いをさせていた。
次に使用したのび太の場合、使い方を聞くやいなや油揚げを与えてジャイアンを打ちのめすようロボットに命令し八つ当りされたことへの報復を図るものの、ロボットは町を歩いている途中に遭遇したスネ夫に尻尾を引っ張られたことで元の姿に戻り、命令実行前に機能停止することとなった。
最後に使用したしずかの場合、買い物の途中たまたま前述の機能停止したロボット付近でのび太と会話している最中にロボットが買い物袋から油揚げを盗み食いしてしまい、その状態でのび太が主張していた内容をオウム返しに「たけしさんをやっつける」と呟いたためにそれをロボットが命令と判断、本人には無自覚なまましずかの姿となってジャイアンを倒すために町をさまよい歩くこととなった。
紆余曲折の末、ジャイアンがのび太を痛めつけようとしているところに遭遇した変身ロボットは命令に従ってジャイアンに拳をふるい、反撃も出来ないくらいにまでのしてしまう。
ロボットをしずか本人だと誤認したのび太がやりすぎだと必死に止めている最中にジャイアンは命からがら逃げ出すが、ロボットも命令遂行を継続するためにのび太を振り払って再び町をさまよい歩くのだった。
(のび太は振り払われる直前になってようやくロボットが変身した姿だと気づいた)
再び歩きだした変身ロボットを距離を保って追跡するのび太にドラえもんが合流。ロボットの返却を促されたのび太は前方のしずかがロボットだという現状を説明する。
強制停止のためロボットの尻尾を引っ張ろうと近づくドラえもんだったが…
なんと尻尾がしずかのいつもの衣装であるピンクスカートを捲りあげてその奥のパンツが丸見えということに気づいてしまう。
興奮と気恥ずかしさから狼狽えるドラえもんと先ほどから同様の理由で尻尾を引っ張るのを躊躇っていると言う赤面ののび太。
それもそのはず、停止させようとすると尻尾を注視する必要があるがそのためには否が応でもその先のパンツが視界に入ることが避けられぬのである。
また注視せずとも記事メイン画像のように、後ろ姿な時点で歩くたびに上下する尻尾がスカートを捲りあげてはその奥がチラチラ垣間見える始末であった。
あれはロボットだとドラえもんに諭されたのび太は今度は自分がロボットに近づき尻尾を狙うものの眼前の光景に赤面硬直、
直後再びドラえもんと共に尻尾を狙うものの振り向いたしずかそっくりなロボットの顔に戸惑い、悶々と困ってしまうところで本エピソードはシメとなる。
・作中では命令を忠実に実質できたのはドラえもんの使用時だけなうえ完了後はすぐに強制停止したため、制限時間以内であれば命令を複数回与えられるのかどうかは不明。
・元の姿になっていても、近場にある油揚げを嗅ぎつけて食べる等ある程度の自立行動は可能な模様。
・のび太がしずかに変身中のロボットを抑え込んでる時点では気づかなかったことから、質感も変身対象者のものへと変わっているものと思われる。
・変身後の尻尾はドラえもんの場合はお尻にそのまま、のび太の場合は短パンの外側から露出する形となった。しずかの場合スカートの外側からでは無く内側のパンツから露出する形になったが、これが本来の仕様通りなのかバグ的な現象だったのかは不明。また本作中では確認できないがトレースする性能を見る限り、ご丁寧に下着の色まで再現していた可能性は高い。