概要
全高 | 7m |
武装 | 錫丈、腕部ミサイルランチャー×2 |
元木連の指導者草壁春樹が率いるテロ組織「火星の後継者」が開発した有人機動兵器。
主に草壁の懐刀である暗殺部隊隊長・北辰が搭乗している。
エステバリスシリーズよりもやや大型のフレームだが、機体の系譜は木連のジンタイプに端を発しており、ダウンサイジングと大幅な機動性能のアップがなされている。
またジンタイプと同様、回数制限ありの単独ボソンジャンプ機能を有する。
胸部にはコクピット保護のため、小型のディストーションフィールド発生装置を三基搭載している。これはジェネレーターの出力で機体全体を包むディストーションフィールドを発生させることが出来なかったために取られた苦肉の策であるが、結果的に非常に有効なシステムとなった。
機体各部には可変ノズルを多数配置しており、「傀儡舞」と呼ばれる変幻自在な動きを可能としている。
機体名は「夜空の中で天体が視認できない部分からやってくる自然光の総称」より。特殊工作を主とする部隊にはうってつけの機体名だろう。
機体そのものは北辰の部下の六人衆が搭乗する「六連(むづら)」と共に(TVシリーズの)大戦終了から1年後にはロールアウトしており、実戦テストを兼ねて破壊工作などに従事していた。テンカワ・アキトやミスマル・ユリカ等のA級ジャンパー拉致も北辰達の仕業である。
その後ネルガルに救出されたアキトは、夜天光・六連に対抗するために自身のエステバリスに改造に次ぐ改造を加えて「ブラックサレナ」を造り上げ、北辰及び六人衆と戦闘を繰り広げることになる。
火星での決戦では、アキトの捨て身の一撃によってコクピットを貫かれ、北辰と共に敗北することとなる。
ちなみに本機の量産型は、六連ではなく積尸気(ししき)である。
立体物
【魂SPEC LIMITED】シリーズにて、『夜天光&六連』のセットで販売された。
派手なアクションを取らせることはできないが、錫杖を装備させたり劇中で一瞬だけ披露された降着形態をとらせることが可能。
六連は、劇中同様の錫杖を装備させることが可能だが二体だけ同梱されている。
ゲーム作品での活躍
スーパーロボット大戦シリーズではナデシコ系のボスユニットとして度々登場。
ボスとしての脅威性を増す為か、前述したディストーションフィールドやボソンジャンプの使用制限が無視されており、特殊能力として普通に使ってくる。
北辰のパイロットステータスの高さ故、序盤に出現した場合はかなりの強敵となる。
初登場した『R』及び『W』等、TV版と劇場版が同時参戦する場合には、北辰を出す都合上蜥蜴戦争時点で既に完成している扱いになることもある。
また敵機体には珍しく『スパロボ補正がかかっている』という特徴を持っている。
なお、その内容は『RやW、MXでアキトの参戦が遅くなる』という物で実は本体性能には一切関与していない
しかし裏を返せば『序盤から中盤までの強敵程度の敵が延々と終盤までのさばる』という事態となっており、『V』からは補正が無くなった。
その結果、敵としてのフットワークも軽くなった。
ちなみに『V』では『最後のメガロボット』となっている。