※本来の表記は「夢で終らせない…」である。
曲情報
概要
サバイバルホラーゲーム『バイオハザード』(日本国内流通版)第1作目のエンディングテーマ。発売当時のCMでも使われている。OPについては氷のまなざしを参照。
当時の税込み価格は1,049円でCD(8cm)の品番はTODT-3706(現:EMI RECORDSの品番)として平成8年1996年04月10日に東芝EMIからリリースされた。
ジャケット裏には主題歌として採用した『バイオハザード』の宣伝絵とその文章が堂々と掲載されている。ゲーム側の説明書(※セガサターンは掲載無しで、PS版のみ)にもED曲が本曲である事が明記されている。
タイトルだけ見ると「悪夢はまだ終わっていない」、シリーズ的には「皆にとっては悪夢となる何らかの野望を実現しようとする愚かな者たちとの戦いはまだまだ続く…」的なニュアンスのようにも受け取れるが、実際は爽やかで明るい雰囲気の、夢を現実にするために頑張る人を歌った曲である。
現在でもバイオシリーズが好調的に継続していることから「夢で終らせない」の歌詞通りにこの一作でシリーズの続編が今後は一切出ずに、1作目の後に創られたストーリーが夢で終わらずに済んだとも思えてくる。
ゲーム内で聞くには最終決戦でタイラントをロケットランチャーで倒し、グッドエンディング(オリジナルとDCのみ)に分岐することが条件。バッドエンディングの場合はエンディング用の当該ED専用BGMのみが流れる。(※オリジナル版とPS版リメイクのDS版と共通)
ホラーゲームに似つかわしい曲ではないものの、その明るい曲調や前向きな歌詞はゲームクリアの達成感を煽り「やりきった」感はかなりのもの。ファンからも非常に人気の高い名曲である。
一方で初代のエンディングを飾った記念すべき曲であるにもかかわらず、やはりホラゲー作品としては「ミスマッチ」だったためか、それとも当時のレコード会社(ユニバーサルミュージックのEMI RECORDS前身レーベルとなる東芝EMI)との権利関係が意外と複雑(?)なのかこの歌が収録されているのは最初に発売されたプレイステーション版(デュアルショックVer.版とディレクターズカット版)とDS版のDeadrerSilenceのみで、それ以降のリメイク(PS3~PS4のHDリマスター版、GCリメイク版~SwitchのHDリマスター版)、移植版には残念ながら収録されていない。
また、海外流通版のOPとEDでは日本国内ライセンスとしてのタイアップ契約の制約上、オープニングは元々の原曲BGM(※CDに収録しているカラオケの音源ものではなくSS移植版と同じOPと2種類のEDもの)のみとなり、歌の方についてはOPの『氷のまなざし』と共にいずれも未収録で代わりにそれぞれ原曲によるOP用とED用(グッドとバッド別)のBGMとなっているので、完全に日本国外版と全く同じ仕様になってしまったようだ。
現在では東芝EMI(後のユニバーサルミュージックのレーベルとして現役復活)が消滅後は既に廃盤化となっているが、カラオケの音源が一部のカラオケ事業者の専門スタッフによって類似音源で作られて提供されている模様。本人もTwitterにて呟いていた。
余談
イントロやアウトロの部分にはEDムービー通りに爆発音やヘリのローター音が混じっている。
本作のプロモーションビデオでは音量がフィードインして当該の効果音をカットしたところからこれのショートバージョンが流れる。
また、ストーリーやアイテムなどのキーワードやメッセージ等を示唆する様な歌詞がある。
「押し付けのマニュアル」→プレイングマニュアル
「その向こうに君がいる」→終盤にて合流するクリスかジルの事。
「その手を伸ばしたって、その涙拭えないよ」→ゾンビになってしまって手遅れになった人物がモンスターとして登場する。
「もう振り返らないよ」→死んでいったS.T.A.R.S.の仲間たち=ケネス・J・サリバン、フォレスト・スパイヤー、ジョセフ・フロスト、エンリコ・マリーニ、リチャード・エイケンのためにあなたの手でぜひ生還してほしいと言うプレイヤーへのメッセージ的な詞になっている。
関連動画
ゲームサイズ版 |
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Fullサイズ版 |
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ミュージックビデオ版【歌詞付き】(非公式) |
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予告編版 |
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