概要
2001年に発売された『月刊コロコロコミック1月号増刊てれコロコミック冬休み増刊号』に掲載された漫画『仮面ライダーアギト 3大ライダーVS超ロード』に登場する漫画オリジナルのエルロード。
インド神話の神ガネーシャによく似たマンモスの形をした高位の超越生命体で、「超(スーパー)ロードの一人、大地のエル」と自ら名乗っている。なお超ロードとはエルロードとほとんど意味は変わらない。また名前の似ている地のエルとの関連性は不明。(漫画掲載当時は地のエルの情報が未公開だった為に属性が被ったとも取れる。)
一人称は「わし」で、武器は身長の倍もあろうかという棍棒。
犀型超越生命体ライノロードを配下として使役しており、彼らの力で作ったバリアで風谷真魚を封じ込めて踏み潰して殺害しようとする反面、アギトにテレパシーを送るように呼びかけ邪魔なアギトの抹殺も図っていた。
予測通り駆けつけた仮面ライダーアギトにライノロードを差し向け、真魚の救出で手がいっぱいのアギトを痛めつけたが、さらにやって来た仮面ライダーギルスと仮面ライダーG3-Xの加勢で形勢が逆転。
シャイニングフォームに変身したアギトのシャイニングカリバーを巨大な棍棒で防御し、ライノロードの作りだしたバリアで3人のライダーを閉じ込め、さらにはバリアを纏って攻撃し翻弄した。
しかし一か八かでアギトの解放した「光」でパワーアップしたアギト、ギルス、G3-Xのトリプル・ライダー・シャインキックでバリアを破壊されてライノロードを倒される。
それでもなお棍棒でキックを阻んだが、光の力に耐えきれず棍棒が崩壊。キックを直撃し爆死した。
余談
デザインは顔が巨大な象の頭になっているなど、アギトの怪人の中でも異彩を放っている。(原作のアンノウンはどんな大型動物でも顔は人間のような大きさになっている。)
しかし、エルロードを名乗るには不自然な要素がいくつか存在し、そのうちの一つがエルロードに共通する仮面ライダーのような大きな複眼の意匠がない点がそれ。彼が本当にエルロードだったかは不明だが、少なくとも上位の超越生命体であることに違いない。
イコン画には象の超越生命体が描かれているが、ひょっとしたらコイツが正体なのかもしれない。
おそらくモチーフは仮面ライダーV3に登場した吸血マンモスだと思われる。