「あくまでも戦う気か…このガノス様と……!!」
概要
初代ゼルダの伝説より大昔の時代、大ハイラル王国に魔物を率いて侵攻した大魔王。ガノンより先に悪事を働いた存在となる。
幾多の勇者を返り討ちにした実力の持ち主。正体については不明だが鏡の中に入り込めることから悪魔ではないかと言われている。
いくつかの小国がまとまって大ハイラル王国を築いた時代。そこに目を付けた大魔王ガノスは、死の山を根城にして侵略の魔手を伸ばし、怪物や魔物を送り込み、国中を荒れ果てさせていった。
ついには王家に対して「ゼルダ姫を花嫁に」と要求。しかし国王から拒否されたため大いに怒り、ゼルダ姫に呪いを掛けてクリスタルの中に幽閉してしまう。
それを解放するべく一人の若者がガノスの討伐を申し出る……というところから始まる。
容姿
性格
自分を強者と見てリンクを見下す一方で、見た目とは裏腹に暴力よりも取引での解決を提案することも。
意外にも紳士的な部分があり「女子供は殺さない」を信条としている。
一方でオリジナルキャラクター・コムの両親を殺害したことから憎まれている。
シリーズの敵としては珍しくゼルダ姫を花嫁にしようとしており、拒否されてかなり怒ったことからも本気だったことが窺える。後述にもあるように取引に応じた際は本当にゼルダ姫を解放しており、彼なりの想いが垣間見れる。またゼルダ姫を模したと思われる石像も所持しており、リンクが思わず見惚れてしまうほどの精巧さである。
実力
基本的には徒手空拳での接近戦を行うが、口から闇を吐き出して対象を閉じ込めてしまうことが出来る。リンクが術を発動させようとした一瞬の隙を突いて殴り飛ばしたことから、スピードもかなりのもののようである。
タフネスは相当なものでいくらダメージを受けても倒れることはない(さすがに弱りはするが)。
弱点は剣と光。時間停止の術タイム・ストラールは一瞬で解除されるため通用しない。
劇中の台詞からリンクと戦うまでは傷を付けられたことがないらしい。
活躍
鏡の向こう側の空間に潜んでいたがリンクとコムに乗り込まれ対峙となる。
リンクの選択肢によってガノスとの勝敗が分岐する。選択肢を間違えると直ちにゲームオーバーとなる。
ガノスと取引を交わすルートでは、「ゼルダ姫を解放する代わりに私に刃向かうな」という約束をリンクが飲んで戦闘にならない。その場合はゼルダ姫を呪いから解放する薬を渡してくれる。
リンクはゼルダ姫を助けてからガノスを倒しに来るつもりだったが、ガノスを倒すのに必要な秘法が失われてしまうためバッドエンドとなる(正義の味方が悪と約束した上に破るつもりだったからだろう……約束を守ったガノスの方が潔く見える)。
ガノスに敗北するルートでは、リンクの時間停止の術を破って殴り倒し(もしくは光を放つ術よりも先に)口から吐き出した闇の中にリンクとコムを閉じ込めて勝利。「命だけは助けてやる。自分の未熟さを思い知れ」と勝ち誇る。
別のルートではリンクの命を奪うが、コムだけは見逃した。
ガノスに逃げられるルートでは、リンクから手傷を負わされたことで撤退を決意。ここで選択肢を誤ると逃げられてしまう。その際は「さらばだ。私を初めて傷つけた勇者よ」と称賛の言葉を送る。
ガノスに勝利するルートでは、リンクと仲間たちの勇気から生まれた勇気の秘法の輝きにより焼き尽くして勝利となる。