概要
『妊娠活動』の略。妊娠についての知識を身につけ、体調管理を心がけたり、出産を考慮に入れた人生設計を考えたりすること。
代表的な妊娠活動
基礎体温をはかる
基礎体温を測ることによって、生理周期、排卵の有無と時期、黄体機能不全の有無などがわかる。
自分の体の状態を把握し、排卵周期を知ることで妊娠しやすい時期が割り出しやすくなる。
体を冷やさない
冷えによって血行が悪くなると、子宮の機能が下がってしまうなど、妊娠しにくい体になってしまう。
食生活の改善
3食とも栄養バランスのとれた食事を心がけることで、妊娠しやすい健康的な体を保つ。
適度な運動
体を動かすことで血行が促進され、体の内から冷えが改善される。また、体を動かすことでストレスが発散されるので妊活として取り入れる人が多い。
葉酸の摂取
葉酸は受精卵や胎児が細胞分裂を行う際に重要な役割を果たす。妊娠前から葉酸をとり始めることが理想的。葉酸は水で流れてしまい食品だけからとるのが難しいため、サプリメントを活用する人も多い。
良質な睡眠
人間の睡眠は、約90分のサイクルで「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」が交互に繰り返される。そして人間の体は、「ノンレム睡眠」のときに成長ホルモンが分泌される。この成長ホルモンには他のホルモンを調整する作用があり、同じく脳下垂体前葉から分泌される卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンの分泌にも影響を与える。つまり、すこやかな卵子の生成には成長ホルモンの正常分泌=十分な睡眠が必須となる。
ストレスの発散
なかなか妊娠できないと、不安になったりストレスを溜めてしまう人が多い。ストレスが原因で妊娠しにくくなっている場合もあるので、ストレス発散も立派な妊活のひとつとされる。
定期的な婦人科健診
人によっては、身体的に「自然には妊娠できない要因」が存在する場合がある。
まずは産婦人科へ行き、妊娠する際に障害となる病気がないか、子宮や卵巣に異常がないか、排卵やホルモンの分泌が正常に行われているかなどを検査する。また、夫である男性の精液検査などを行う。
不都合が見つかれば治療を受け、問題がない場合は定期的に排卵のタイミングを検査し性交の時期を指示してもらう場合が多い。
別名・表記揺れ
関連タグ
産婦人科 / 産科 / 婦人科 不妊 不妊治療 晩婚 高齢出産
R-18
外部リンク
・妊活 … Wikipedia