概要
愛知県安城市にあるJR東海東海道本線の駅で、1891年(明治24年)6月26日開業。
三河安城駅とは異なり、東海道新幹線は停車しないが特別快速・新快速・快速が停車する。
しかし、西尾線を利用する場合でない限り、JRをそのまま利用するか、刈谷駅で乗換した方が名鉄沿線へのアクセスは良い。
1939年に西尾線の前身にあたる碧海電気鉄道が当駅に隣接し新安城駅(初代)を開設し、南安城駅までを結ぶ貨物支線(安城支線)を敷設した。当初は貨物線だったが1950年の愛知国体の連絡輸送として臨時旅客列車が運行され、1951年3月から正式に旅客営業を開始。この際に名鉄側の駅名も安城駅とされた。
しかし基本的に通勤・通学輸送が中心で昼間は閑散としており、名鉄も西尾線は対名古屋輸送を重視し同線の運行は消極的だったこと、そして主体である貨物列車の輸送量も減少していたことから1961年7月にバス転換され廃止された。
1947年に建てられた駅舎が伊勢湾台風に被災するなど老朽化が進んだことから、1982年に鉄筋コンクリート造3階建ての現駅舎に改築。ペデストリアンデッキと南北自由通路が設けられた。
駅構造
島式1面2線と単式2面2線の複合4面3線の地上駅。民営化直前の1987年3月21までは1面2線だったが、単式ホームが増設され現在に至る。
島式の2・3番乗り場が本線であり、単式の1・4番乗り場が待避線であるが上下線とも同一ホームで緩急接続が出来ない為、2010年(平成22年)に4番乗り場へ発着する定期列車がなくなっている。
かつては駅西側に貨物ホームが、南東に名鉄安城支線の安城駅があった。
利用状況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は10,563人である(移動等円滑化取組報告書 2023 第2号様式 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)より)。
年度別
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 10,751人 | 21,502人 |
2009年(平成21年)度 | 10,580人 | 21,160人 |
2010年(平成22年)度 | 10,716人 | 21,432人 |
2011年(平成23年)度 | 10,760人 | 21,520人 |
2012年(平成24年)度 | 10,825人 | 21,650人 |
2013年(平成25年)度 | 11,012人 | 22,024人 |
2014年(平成26年)度 | 10,961人 | 21,922人 |
2015年(平成27年)度 | 11,253人 | 22,506人 |
2016年(平成28年)度 | 11,326人 | 22,652人 |
2017年(平成29年)度 | 11,619人 | 23,238人 |
2018年(平成30年)度 | 11,698人 | 23,396人 |
2019年(令和元年)度 | 11,624人 | 23,248人 |
2020年(令和2年)度 | 9,006人 | 18,012人 |
2021年(令和3年)度 | 8,336人 | 16,672人 |
2022年(令和4年)度 | 9,930人 | 19,860人 |
2023年(令和5年)度 | 10,563人 | 21,126人 |