概要
Jリーグに所属する清水エスパルスが本拠地とする静岡県とヴァンフォーレ甲府が本拠地とする山梨県の間には日本最高峰である富士山があり、晴天時は双方のスタジアムからその姿がはっきりと見えるほか、古くから駿州往還や富士川水運などが通っており、交流が盛んだった。また、清水のホームタウン内にある静岡市清水区(2003年まで清水市)と甲府のホームタウン内にある韮崎市はともにサッカーの街と知られ、1982年の選手権大会では清水東高校と韮崎高校が決勝で対戦している。さらに清水と甲府自身も2002年から2005年の間にかけて業務提携を結んでいた(後述)ことなど、サッカーにおいても交流が盛んであった。
2006年に甲府がJ1に昇格し、昇格初めての対戦相手が清水であったことから記念グッズが発売されている。同年7月に甲府市と静岡市が包括的連携・交流を結んだ際、清水と甲府の対戦を「富士山ダービー」として盛り上げていくことを確認している。