演:堤真一
概要
妹の山下律子の死に疑問を持ち、12年勤めた建築会社から葬儀屋に転職して独自の調査を行っていた。マスコミが嫌い。
中村由美に協力し、「死の予告電話」事件の核心に迫った。
旧加賀見病院で水沼毬恵(映画では水沼マリエ)の遺体を発見し事件を解決したが……毬恵が遺したと思われるビデオテープを水沼菜々子がいる夢の木学園で見たことで、事件の発端が毬恵ではなく娘の水沼美々子であることを知る。
急いで車を走らせ、由美が住むアパートに駆け付けるが、美々子と共鳴して殺人鬼に豹変してしまった由美に果物ナイフで刺された。
幸いにも刃は急所を外していたため、旧加賀美病院で一命を取り留めたが……意識を取り戻した8月10日に見舞いに来ていた由美にカミソリ(映画版着信アリでは、果物ナイフ)で喉を切られて死亡した……。
映画版着信アリではこれから殺されることを示唆するシーンで終わり、彼の死は続編の『着信アリ2』の回想シーンで知ることが出来る。
小説版着信アリでは、由美と一緒に海へ行く約束をしたが、それが果たされることは無かった……。
山下の携帯電話の着メロは、妹が好きだったメロディーを設定している(原作小説ではディズニーの「星に願いを」だったが、映画版では別の着メロに変更されている)。
関連人物
山下律子(演:竹花梓)
山下の実の妹。
世田谷区の職員で臨床心理士を務めていた。
水沼毬恵の娘達への虐待について加賀見病院から相談を受けており、毬恵が代理ミュンヒハウゼン症候群ではないかと疑っていた。
1月15日に住んでいたアパートの部屋から出火。
全身に重度の火傷を負いながらもなぜか意識があり、医者からは「奇跡」と言われたらしい。
その後運ばれた病院で死亡。警察には自殺と断定された。
突然の妹の死に、悲しみにくれる山下が駆けつけた際、律子の焼け爛れた口の中には何故か赤い飴玉が入っていた。
妹の死をきっかけに山下は事件の真相を追い始めることになった。
生前使用していた携帯は、ドコモのP211iS(火事で焼け爛れていた)。
丘(演:岸谷五朗)
情報通の葬儀屋。
水沼毬恵の情報を由美と山下に伝えた。