概要
艦これサービス開始当初から多くの絵師たちにその姿を描かれてきた島風は、他の人気艦娘と様々なカップリング(ゆきしま・愛島・島長・天島など)が作られてきた。
しかし、史実では同型艦がない事から、就役から沈没まで駆逐隊を編成することもなく二水戦附属という立場に収まっていた。
このため、カップリングの多くは史実的根拠に乏しく、あくまで艦これでの共通点に過ぎなかった。
一方、2013年秋の悪夢を迎える前に実装された長波は、当初あの初風に並ぶほど入手が困難であった。
その後、戦果海域の5-4でドロップするようになったものの、ゲーム全体からすれば後半・高難易度であり、しばらくは知る人ぞ知る状態であった。
しかも、2014年春に「島風の友人」と称された天津風が実装された事で、島風との関係性は更に埋もれてしまった・・・
と思いきや、徐々に島風や長波を所持する者が増えるに従い、二人の関係性も掘り下げられていった。
そして、「二水戦として島風は初陣と沈没の時を長波と共に戦った」「艦これ内の長波の時報で島風と仲が良いことが語られた」「二水戦の面倒見として島風の孤独に長波が付き合っていたと思われる」等、親密な関係であることが周知され始めた。
現在では、単独で話題にされた場合でももう片方が取り上げられるほど知名度・定番性が上がり、「島風のパートナーの長波」という立ち位置が鮮明になった。
ちなみに、二人の関係が見出される中で、戦歴豊富な長波と関係の深い他の艦娘(子日・高波・朝霜・五月雨など)も多く知られるようになった。
島風にとっては予断ならない状況である。がんばれ島風。
ところで・・・
史実で長波が所属する夕雲型駆逐艦と、その前級にあたる陽炎型駆逐艦、および島風は、お互いが親戚同士の関係にあるといっても過言ではない基本設計をしていた。陽炎型をベースにして、重雷装化・高速化させたのが丙型駆逐艦である島風、交流電源を本格採用したのが夕雲型ということになる。
したがって、島風は形式的には「ぼっち」ではあるが、陽炎型・夕雲型19隻ずつの姉妹という親戚に恵まれていたのである。