概要
ヴァレンタイン大統領によって平行世界から連れて来られたディエゴ・ブランドーたち。
劇中には基本世界のディエゴも含めて以下のディエゴたちが登場する。
- ディエゴA:基本世界のディエゴ。
- ディエゴB:D4Cに敗れて死ぬが、死に際にウェカピポを利用してディエゴAを助ける。
- ディエゴC:D4Cによって基本世界に連れてこられ、攻撃に利用されるも、D4Cの能力を知ったディエゴAによって元の世界に返される。
声優
ネタバレ
【警告】
※以下は『ジョジョの奇妙な冒険』第7部「スティール・ボール・ラン」終盤のネタバレを含みます
ディエゴD:最後に戦った4人目のディエゴ。
───正体───
『ジョジョの奇妙な冒険』第7部「スティール・ボール・ラン」の真のラスボス。
ヴァレンタイン大統領との死闘の末、基本世界のディエゴ・ブランドーは死亡したが、その上昇志向を見込んでいた大統領によって平行世界から後継者として基本世界に連れて来られた。
命名はアイズオブヘブンから。オールスターバトルRでは「並行世界から来たディエゴ」名義。読者には「世界ディエゴ」とも呼ばれる。
ディオと同様、「無駄」が口癖である。
なお、基本世界のディエゴが死んだことで、ほとんどの世界で彼らは死に、唯一生き残っていたのがTHE WORLDを所有するディエゴのようである。
───性格───
基本世界のディエゴと比べると落ち着いた面が大きく出ており、大統領と出会った時に心配したり、彼を信用すると独白するなど酷い野心家と言うほどではない。
逆にルーシー・スティールを捕まえた時は、弄んでから殺すことを告げるなど歴代ラスボスの中でも俗っぽい悪としての部分を持つ(とはいえディオ・ブランドーはポコの姉を従えようとしたり、DIOに至っては不特定多数の女性と関係を持っているなど女性に興味がないわけではない。しかしながらジョジョの世界においては、力尽くで女を犯そうするタイプの敵は珍しい)。
またジョニィの隙を突こうと思えばできたにもかかわらず遺体の奪取を優先して即座に立ち去るなど、目先の勝利に捉われず優先事項を冷静に分析できる。
スタンド『THE WORLD』
自分以外の時間を5秒ほど止める能力。ラッシュ時の掛け声はDIOを髣髴とさせる「無駄無駄」。
「5秒ほど」止めるため、前世界の彼に相当するDIOのザ・ワールド、同じタイプのスタープラチナ・ザ・ワールドように停止時間が延び縮みすることはない模様。
───戦法───
基本的には時間停止を利用した攻撃を仕掛けるが、ジョニィを殺すことよりも走行を妨害する手段を用いていた。
第3部でDIOがとった戦法のオマージュ。時間停止中に多数のナイフを投擲し、停止解除によって対象へ飛来する。
- 鋼線
走行妨害のため仕掛けた罠。
- ガソリン缶とマッチ
静止した時間内にジョニィの進行方向と重なるようガソリンを散布、2度目の静止で着火したマッチをばら撒き炎上させた。
- 拳銃
───最期───
大統領を倒したジョニィ・ジョースターの隙を突き遺体を奪取。そのまま基本世界の自分と成り代わってレースを続けながら市街地にてジョニィと死闘を繰り広げる。事前に大統領からジョニィの能力を聞いていたこともあり、片足を犠牲にすることで能力をジョニィに押しつけることに成功。戦闘不能となったジョニィを置き去りにし、レースにも優勝を果たす。そして悠々と大統領が用意していたシェルターに遺体を保管しようとする。この時に「あんたを信じるよ」と大統領に向けて独白している。
が、しかしそこへルーシー・スティールが立ちはだかる。取るに足らない存在と見たディエゴはルーシーを取り押さえ、弄んでから殺すことを告げる。ところが彼女が手にしていたモノを見て顔色を無くす。なぜならそれは、先程死亡した基本世界のディエゴの生首だったからだ。
違う世界同士のモノが接触すると消滅してしまう。ディエゴは時間を止めて逃げだすが、先の戦闘で片足を失っていたため間に合わず、慌ててルーシーを殺そうとするが……
「やめろオオオオオオWRYYYYYYYY────────ッ!!」
直後、時間停止が解除されると同時に引き寄せられた生首と接触。頭部を失った首なし死体となった。
しかも基本世界のディエゴが乗っていたシルバーバレット(乗馬)が発見され、運営側から「馬の乗り換えは不可」というルール違反を犯したと判断されてしまう。更にディエゴは行方不明とされたため弁明もなく失格となり、勝利者から一転して敗北者となり二重の敗北を喫することとなった。
第1部のディオはまんまとジョナサンの遺体を手に入れ敗残者から100年の時を経て復活を遂げたが、ディエゴに関しては完全な敗北者という末路を辿った。
また皮肉にも、首だけになったディオとは逆に彼は体だけになってしまっている。
───ゲーム作品への出演───
アイズオブヘブンではプレイアブルキャラクターとして登場。なお、ストーリーには基本世界のディエゴしか登場しない。
オールスターバトルRではDLCとして登場。
DIOと戦わせると「同じ能力のスタンド? どうなっているんだ」と戸惑いを露わにする。逆にDIOからは同じスタンドということで興味を持たれ「試してやろう」と上から目線で告げられる。
ちなみにDIOに敗北すると「5秒しか止められないなら自分のスタンドの足元にも及ばない」と身も蓋もない評価をされる。
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