概要
第3部終盤。
DIOの「ザ・ワールド」による停止した世界にて、承太郎はわずかに動けるようになっていた。DIOもそれに気づいたが、どれほど動けるのかを正確には計りかねている上、世界に入門した者をあなどってはいけないという警戒心からなかなか承太郎に近づいてこない。
対峙した両者に緊張感が走る中、DIOが新たな戦略を、処刑を宣告した。
「 きさまが何秒動けようと関係のない処刑を思いついた…… 」
DIOは、絶対に承太郎が避けられない「時間停止中に承太郎の周囲に無数のナイフを投げ、時間停止解除とともに刺さる」攻撃を繰り出した。
空に舞う銀の刃が承太郎を取り囲み、チェスや将棋でいう『詰み』に追い込まれる……。
本編内の模倣
※以下、第6部・第7部の重大なネタバレが含まれるため、未読・未視聴の方は閲覧注意。
第6部終盤にて。
「メイド・イン・ヘブン」を手に圧倒的な力で襲いかかってくるプッチ神父を斃すため、アナスイが攻撃を引き受けた瞬間に承太郎が時を止めて拳を叩き込む作戦を実行することにした。
だが、それを見越したプッチ神父は、徐倫の「ストーン・フリー」を使ってアナスイを攻撃した。承太郎は驚き、そしてストーン・フリーの手を引き抜く。「一手」遅れた。そして……、徐倫の空中には、承太郎が時を止める直前にばら撒かれた多くのナイフが輝き舞っていた。世界の命運か愛娘の命か、その一瞬。承太郎は娘を選んだ。
「 「二手」遅れたようだな… 」
その「二手」が致命的となり、承太郎は顔を切り裂かれてプッチ神父に殺された。
第7部終盤にて。
ヴァレンタイン大統領は、ジョニィに殺害される前、平行世界から新たなディエゴを連れてきていた。大統領からジョニィとその能力について聞いていたディエゴは、新たな敵としてジョニィの前に立ち塞がる。
その平行世界のディエゴが持っていたスタンドは、基本世界のディエゴの「スケアリー・モンスターズ」とは全く違う能力…、「THE WORLD」であった。
「 オレだけの時間だぜ 」
手始めに世界の時間を止めたディエゴは、ジョニィへ無数のナイフを投擲した。
パロディ
※随時追加を求む。
ゲーム『東方Project』に登場するキャラクター。
同作の制作者であるZUN氏が『ジョジョの奇妙な冒険』のファンであり、東方の随所にパロディが仕込まれている。
咲夜の能力である時間停止などはDIOをモチーフにしており、作中ではナイフ投げを多く披露している。