「今まで俺の口から出た言葉は 全て嘘だったんじゃないかと思えるくらい 腹の底から出た本音」
「ブッ殺してやる」
詳細
漫画『呪術廻戦』の序盤のエピソードであり、主人公・虎杖悠仁にとってかなりショッキングな結末を迎える後味の悪いストーリーでもある。
本エピソードで虎杖は1級呪術師・七海健人と深い絆を培い、そして呪術師はクソであること、呪いとは何なのかを学ぶ。
道中で仲良くなった吉野順平の結末は何とも心を抉られ、これにより人間の負の感情から生まれた特級呪霊・真人との因縁が始まる。
あらすじ
2018年7月、高校をサボり映画館に来た吉野順平は、自分をいじめていた同級生が顔を変形させられ、死んでいるところを目撃する。“犯人”を追い、声をかける吉野。その後、事件現場の映画館に乗り込んだ虎杖と脱サラ一級呪術師の七海建人は、2体の呪霊に遭遇する。
登場人物
『呪術廻戦』の主人公。高校生変死事件の現場にいた吉野順平と接触し仲良くなるのだが……
脱サラ一級呪術師。虎杖と共に事件調査に向かう。
初登場時から「呪術師はクソ」「労働はクソ」と苦言を呈す苦労人で呪いとは何なのかをよく理解している。
作者曰く、本来は「幼魚と逆罰」編で死亡するはずだった。
里桜高校2年生。学校でいじめに遭い、不登校気味。
変死事件の現場に居合わせた重要人物であり、被害者たちにいじめられていた。事件の犯人・真人に声を掛け、「僕にも同じことができますか?」と尋ねる。
順平の母親で順平にとって最も大切な人。
シングルマザーでよくタバコを吸っており気怠そうな印象がある女性だがとても心優しく、不登校気味の息子を理解して無理矢理学校に行かせる事なく順平を尊重し自由にさせている。
彼女の魂が穢れないために順平は人殺しをしないと固く誓っていたのだが……
- 佐山&本田&西村
順平をいじめていた学生達。
映画館でマナー違反をしていた際に真人により殺害された。
- つばさ
順平をいじめていたグループで唯一の女子生徒。
彼女のみ生死不明。
- 伊藤(CV:茂木たかまさ)
順平をいじめていたグループのリーダー格。
騒動後は生き残ったが、左腕に後遺症が残る事となる。
- 外村(CV:原田晃)
順平のいじめに無関心だった男性教師。順平といじめグループは仲が良かったとさえ思っており、順平には教師という存在そのものを心から嫌われている。
後の展開で教師として改心する。
人が人を憎み恐れた腹から生まれた特級呪霊。今回の高校生変死事件の犯人。
映画館でマナー違反をしていた学生達を術式で殺害し、自身を追いかけてきた吉野順平に呪術の存在を教える。
額に縫い目がある謎の男。高専関係者に姿を見られないよう陰で暗躍している。