あらすじ
高校をサボり映画館に来た吉野順平は、自分をいじめていた同級生が顔を変形させられ、死んでいるところを目撃する。“犯人”を追い、声をかける吉野。その後、事件現場の映画館に乗り込んだ虎杖悠仁と脱サラ一級呪術師の七海建人は、2体の呪霊に遭遇する。
概要
虎杖の初任務の話であり、かなりショッキングな結末を迎える後味の悪いストーリーでもある。このエピソードにより、虎杖は一級呪術師である七海と後の展開に繋がる深い絆を培い、呪術師がクソであること、呪いとは何なのかを学ぶ。仲良くなった吉野順平の結末は何とも心を抉られ、これにより虎杖と人間の負の感情から生まれた特級呪霊・真人と額に縫い目がある謎の男・夏油傑との因縁が始まる。
登場人物
『呪術廻戦』の主人公。
呪術師としての初任務となるこのエピソードで、吉野順平と出会い仲良くなる。しかし……
脱サラ一級呪術師で今回の虎杖と組んだ先輩。
「労働はクソです!」 「呪術師はクソです!」との名言を残した苦労人で呪いとは何なのかをよく理解している。
学校でいじめに遭い、不登校気味となった少年。
学校をサボって映画館で映画を観ている最中にマナー違反をしていた学生達を無為転変で改造人間にし殺害した真人と出会う。この出会いは順平を数奇な運命へと導くこととなる。
順平の母親で順平にとって最も大切な人。
シングルマザーでよくタバコを吸っており気怠そうな印象がある女性だがとても心優しく、不登校気味の息子を理解して無理矢理学校に行かせる事なく順平を尊重し自由にさせている。彼女の魂が穢れないために順平は人殺しをしないと固く誓っていたが、しかし……
人間の負の感情から生まれた特級呪霊。
映画館でマナー違反をしていた学生達を無為転変で殺害し順平の心を引かせ近づけさせた。
額に縫い目がある謎の男。
佐山&本田&西村
順平をいじめていた学生達で映画館でマナー違反をしていた際に真人により殺害され天罰が降った三人の男子高校生。
つばさ
順平をいじめていたグループで唯一の女子生徒。
彼女のみ生死不明
伊藤
順平をいじめていたグループのリーダー格。
騒動後は生き残ったが、左腕に後遺症が残る事となる。
外村
順平がいじめられていても無関心だった男性教師。
後の展開で先生として改心する。