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影切りばさみ

かげきりばさみ

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。
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概要編集

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC1巻収録「かげがり」。

はさみ型の道具で、これを使用すると人間のを切り取ることが出来る。切り取られた影は独りでに動き出し、30分間だけ本人の代わりに働いてくれるが、声を発することは出来ない。


ただし30分以上経過してしまうと、影が自我を持ち始めて徐々に知恵をつけていき、言葉を話すようになる。そこから更に時間が経過すると影の姿が本人に近付いていき、本人に反抗するようになる。

それだけでなく本人の方が徐々に影へと変化していき、2時間経過すると影と本人が入れ替わってしまうという致命的なデメリットを持つ危険な道具である。

切り取った影は専用の接着剤を使用することで本体へ元通りにくっ付けられる。


名称について編集

上記の名称は『ドラえもん最新ひみつ道具大事典』にて設定されたもので、原作版における名称は不明。また『ドラえもん全百科』では「かげ人間」、『続ドラえもん全百科』では「かげ人間切り取りバサミ」、『ドラえもんひみつ大事典』では「かげ切りばさみ」、大山のぶ代版アニメ「かげ切りバサミ」では「かげ切りバサミ」、2005年版及び2015年版「かげがり」(水田わさび版アニメ)では「かげきりばさみ」(アニメ版『ドラえもん』公式サイト「ひみつ道具カタログ」にて確認可能)という名称になっている。


関連道具編集

  • かげとりもち

とりもち型のひみつ道具。

上記の「影切りばさみ」を使用して切り取った影は素手で掴むことが出来ない為、この道具を使用して捕まえなければならない。


  • 影ぼうしフラッシュ

ボール型のひみつ道具。上記の「影切りばさみ」の完全上位互換

このボールを放り上げると発光し、使用者の影を30分間実体化させることが出来る。影は命令通りに動いてくれる上に、30分経過すると自動的に消滅する為、使用者が影に反逆される心配もない。

また、この道具を使用する際に出来上がった影が巨大だった場合、実体化する影も巨大な姿になる。


  • 影ぶんちん&影実体化液

前者は影をその場に固定することが出来る文鎮で、後者は上記の「影切りばさみ」及び「影ぼうしフラッシュ」と同様に、影を実体化させることが出来る。また、こちらは生物だけでなく無生物にも有効。

実体化させた影は手で触れることが可能。それだけでなく、実体化させた影が人間だった場合は使用者の指示に従ってくれる上に反逆するという致命的な欠点はない。影と本体はシンクロしているらしく、スネ夫がジャイアンの影を痛めつけた際には本体の身体中が痒くなったり、勝手な動きしてしまうなどの現象が起きていた。


関連タグ編集

ドラえもん ひみつ道具


ホラー

みんなのトラウマ

 

ゲッコー・モリア…「他者の影を切り取るハサミ」を持ち、「影が一定時間経つと本人に反抗する」点が共通している(例・ブルックとリューマ)。ただしこちらは「切り取った影が記憶を失っていく」点や、「影の持ち主ではなく能力の使い手であるモリアに反抗的な(場合がある)」点が異なる。

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