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思いだせ!あの日の感動

おもいだせあのひのかんどう

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』のエピソードの一つ。
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概要編集

初出は「小学六年生」1982年8月号。てんとう虫コミックス第29巻に収録。


あらすじ編集

寝坊してドラえもんに起こされたのび太は、学校に行くのに嫌気がさして学校に行くのをやめると言い出した。ドラえもんが慌てているところにママが現れて今日は日曜日だと言い、不機嫌な態度で二人に朝食を食べるように叱った。


朝食の後もドラえもんは、なんとかしてのび太と遊んで気を紛らわせようとするが、のび太はゴロゴロしたまま「すべてむなしい」と言って取り合おうとしない。そこにパパが現れてのび太を𠮟りつけた。のび太のパパとママは、前日の夕べにケンカをしたのだ。


ドラえもんはのび太を誘ってしずかの家に行こうとするが、のび太はそれに対しても反応を示さない。のび太のあまりの無気力さに呆れたドラえもんは、そこで「ハジメテン」という薬を出してのび太があくびをしたときにそれを飲ませ、しずかの家に連れて行く。するとのび太はしずかと出会い、一緒に遊んだりしずかの母親の料理を食べたりした時にも感動を示す。ハジメテンを飲むと、何に対しても初めてのような感動を受けるようになるのだ。


のび太とドラえもんが帰宅するとパパとママはまだケンカをしていたので、ドラえもんは二人にもハジメテンを飲ませると、新婚当時のような感動を示すようになった。その日寝る前にもドラえもんは明日学校に行く前にハジメテンを飲むように言うが、ドラえもんが寝た後でのび太は気になって、タイムマシンで自分が入学する前日に行く。そこで幼いのび太が学校に行くのを楽しみにしていて、パパとママもそれを感慨深げに眺めているのを見て、のび太は昔は自分も学校に行くのが楽しかったはずなのに、どうしてこうなってしまったのだろうと思いながら現代に戻る。


翌朝ドラえもんはのび太にハジメテンを飲ませようとするが、のび太はそれを断った。そこでドラえもんはパパとママにハジメテンを飲ませ、のび太を学校に行かせるように説得させようとする。しかしのび太は学校に行く準備をして、「学校をいやがってばかりいちゃしょうがないからね。クスリの力なんかかりないでチャレンジしてみる」と言った。ドラえもんはそののび太の態度に感動するが、パパとママがのび太が初めて学校に行くときのような程度でのび太を送り出すので、のび太は気恥ずかしい思いをするのだった。


アニメ編集

このエピソードは、テレビアニメ版のドラえもんが2005年4月に声優陣を一新してリニューアルした第一回目の放送で放映されている。しかし原作の「ハジメテン」という錠剤が、アニメでは「はじめてポン」というスタンプのような形をした道具に変更されている。


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