恵比寿(ドロヘドロ)
えびす
CV:富田美憂
煙ファミリーの居候。13歳。身長142cm、体重33kg。足のサイズ20cm。
主人公・カイマンの口の中の男からは「オマエはオレのジャマをした」と言われた人物。
普段は髑髏のマスクを被っている魔法使い。片手用の鎌を二本付けた服装(パンクファッション)から分かるようにペッタンな体型。少年のように見えるがれっきとした女の子。体型の事は本人も気にしているようで、Fカップのブラジャーを身に着けたり、胸にパッドを詰めたりする場面がある。
その素顔はボーイッシュな紫色の髪と瞳の美少女。一見は素朴な雰囲気だが、後述のアレやコレやのせいで感情豊かとなり、本作「ドロヘドロ」に登場する女性達の中で特におかしなことになっている不憫な娘。
カイマンに殺されかけていた所を煙ファミリーの下っ端・藤田に助け出されたが、その時に顔の皮が剥がれ、脳を損傷する重症を負った。
一度は煙ファミリーの女性メンバー・能井の魔法で回復するも、記憶がはっきりしない内にトラブルでゾンビ化してしまう。再び能井に治されるも、彼女にゾンビの修復経験がなかったためか、記憶や性格などは正常に戻らず、言行が少しおかしな状態になってしまった…。
情緒不安定になってしまった恵比寿だが、煙ファミリーが抱える「ある案件の重要人物」であるため、しばらくファミリーのお世話となる。このため彼女は正式メンバーでないが、藤田(いわゆるお目付け役)と共に行動する事になり、後に煙ファミリーへ加わったキクラゲとも一緒に過ごすこととなる。
ある出来事で遂に自分の記憶が甦り、自称「冷静で寡黙な魔法使い」へ戻る。
恵比寿は裕福な家庭の出身であり、パパとママが自分を探しているはずと家へ帰るが、そこには娘の失踪を悲しんだ両親が購入した「恵比寿の偽者」がいた…。彼女は自分の偽者と対峙するが、偽者に(本物である自分の)頭を両断されて死亡してしまう。
そこへ駆けつけた藤田の尽力により、能井の魔法で死体を修復してもらい、キクラゲの魔法で生き返らせてもらった。だが蘇生中に、煙ファミリーの一員・鳥太から貰った「いつも笑顔でいられる魔除けの髪留め」が頭部に混入してしまい、前述のような情緒不安定に加え笑い上戸な性格になってしまった…。
こうして恵比寿はなんやかんやで、また以前のように煙ファミリーの一員として過ごすのだった…。
また恵比寿は前述の混濁した経緯でまともな活躍は出来なかったが、彼女は「トカゲ怪人に変身する魔法」を使う魔法使い。更にこの爬虫類変化系の魔法は、普段の状態だと魔法の「ケムリ」の量が足りず不完全な変身しかできない。
そのため恵比寿は、幼年期から能力を底上げする「黒い粉」を使用し、効果を高めて魔法を使っていた。
そう。彼女の魔法は「黒い粉」など何らかの補助を受けた状態で、漸く高い殺傷能力を持つ完全な大トカゲに変身できるという未熟なものだった……。