概要
『テラフォーマーズ』アネックス1号日米合同班の鬼塚慶次×アミリア・ヴェンカテッシュによるコンビ・NLCP。
目がいい奴と耳がいい奴の凸凹コンビである。
慶次とアミリアは年が近かったため地球で研修を受けていた頃から行動を共にしており、慶次の日課としているランニングが気になり、インドア派だったアミリアもいっしょに走り込んでいる。
(火星では最初別行動だったものの、中国班にジャックされたアネックス1号の奪還においては合流し、非戦闘員(アミリア含む)を護るべく慶次はオニヤンマ型をはじめとするテラフォーマー達と戦う。紅の細菌が蔓延する中、世界の命運をかけた15分が始まった。
戦いのさなか、中国班やゴキブリ達から離脱するべく慶次は通信室の床を破壊し、仲間たちを避難させる。しかし、アミリアはただ一人諦めず、呼吸を停止して地球への通信を繋いだ。
そうまでして、戦う力を持たない彼女が挑み続けた理由は___
「最後に思い出すことがこれか…」
「あたし___慶次が好きなんだ」
誰よりも真っ直ぐな、その魂を愛していたからだった。
死のダイブの果てに得た、地球との通信はただ一言。「助けて」と。ただ、その勇気ある数秒は、世界を大きく変えたのだ。
ジャレッドとマルコスにより、瀕死のアミリアは救助され、辛くもアネックス1号を脱出。
地球へと帰還するべく脱出艇に乗り込んだ一行の元に立ちふさがったのは、慶次の腕から作られたモンハナシャコ型のテラフォーマーだった。一同が慄然とする仲、慶次はテラフォーマーの前に立ちはだかる。
「大丈夫だアミリア 俺の後ろにいろ」
そう言って慶次は、自身の専用装備を___外した。
「本物」の手を伸ばしてアミリアの涙を拭い、慶次は告げる。
「今までは1対1で戦ってたから…『自分のみを護る』ために使ってたんだ」
「今は違う」
「後ろに、キミがいる」
仲間たちとの協力により、同じモンハナシャコの力を宿した悪魔を撃破した慶次。
その姿を見て西は、アネックス1号内での共闘よりも力を発揮していることに嫉妬していることに気づくのだった。
派生作品
今日のテラフォーマーズはお休みです。
冒頭の通りタメ年だから慶次と仲がいいのでは、とアミリアが勘違いする話があり、巧みなアンジャッシュ状態で騒ぎが巻き起こる。
「そうだね胸(肉の料理)は好きだね ジムじゃ俺の事『胸塚慶次』なんて呼ばれてたくらい」
「ど…どこの胸塚を噛塚する気だよお前は!!」
ちなみにアミリアがブラパッドを入れた際には慶次はあまりの衝撃に3度見している。
テラフォーマーズ外伝 鬼塚慶次
地球にいたころの慶次とアミリアの仲良しぶりが拝める。
暴力団との戦いでは視力を潰された慶次に対し通信機越しにアミリアがアシストするという、ベタながらも熱い展開を見せた。