指先の熱

ゆびさきのねつ

「指先の熱」とは、東方Project公認の二次創作ゲーム『東方ロストワード』の企画「MV Project」の楽曲第1弾として制作された「亡き王女の為のセプテット」のアレンジ楽曲のこと。なお、この記事ではその楽曲をイメージしたキャラクターについても記述する。

救いを求め伸ばす指先

触れるモノなく何処までも溺れ

叫びの声は闇夜に溶けて

失くした⾔葉　もう⾔えないでしょう

…ただ、愛されたくて

楽曲情報

アーティスト名	東方LostWord feat.島みやえい子 × 幽閉サテライト
曲名	指先の熱
原作	東方Project 上海アリス幻樂団
原曲	亡き王女の為のセプテット
作詞	Marcia（幽閉サテライト）
編曲	魔王（幽閉サテライト）、神奈森ユウ（幽閉サテライト）
企画・音楽プロデュース	コンプ（豚乙女）
MV制作	七薙、みやちゃ

終局に至りつつある世界のレミリア・スカーレット。ロストワードを終わらせるため異世界またぎの旅を続けていた。汎異記号は『L80』。

かつてロストワードによって全てを失った『復元者(レストアリ)』の1人である。

また、経緯は不明だが彼女こそが主人公をメインストーリーの世界に送り込んだ「紅い悪魔」本人であった。

(『わたし』の呼び名は｢紅魔館｣。

今の呼び名は｢グングニル・ムスペルヘイム｣。)

(『わたし』の運命は、とこしえにお嬢様と共に。

『わたし』の宿命は、紅魔館に住む者すべてと共に。)

(お慕い申し上げますわ。

レミリア・スカーレットお嬢様。)

かつての紅魔館が槍型の武器へと形を変えた姿。（体積と質量を持つまでに、あらゆる世界の）紅魔館に刻まれた記憶を集積した概念。

格納された記憶を読み取ることで、それぞれ違う弾幕を放つ4種類の使い魔を召喚することができる。

ちなみに、在りし日の妹の記憶を限界いっぱいに読み込ませることで、憑依のような形で妹の弾幕が使えるが、その時、一瞬だけ妹の幻影が映り、グングニル・ムスペルヘイムはグングニルであると同時にレーヴァテインとなる。

ちなみに「ムスペルヘイム」は北欧神話に登場する南の果ての灼熱の国のこと。

｢───行くわよ。｣

｢グングニル・ムスペルヘイム。

紅魔館の記憶を宿せし、我が運命の鏡像よ。｣

｢我らが運命を、取り戻しに。｣

｢いざ───｣

ロストワードは、レミリアから全てを奪い去った。

しかし、何者かの介入によって、『意識』の覚醒した紅魔館の長い、長い旅と、紅魔館に内包された従者と家族の思い出と信頼が、レミリア・スカーレットを『復元』した。

そうして紅い悪魔は、眠るような空虚から、自らの未来を取り戻す為に飛び立った。