サヨナラはどこか蒼い

さよならはどこかあおい

『サヨナラはどこか蒼い』とは、東方公認の二次創作ゲーム「東方ロストワード」の企画「MV Project」の楽曲第6弾として制作された「神さびた古戦場　～ Suwa Foughten Field」のアレンジ楽曲のことである。なおこの記事ではその楽曲をイメージしたキャラクターについても記述する。

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揺れた空気の中で我武者羅（がむしゃら）に明日（あす）を掴みたくて

空の向こう側へ

壊れそうな闇夜を信じたもの胸に飛びたして探す光

楽曲情報

アーティスト	東方LostWord feat.田原俊彦 × 豚乙女
曲名	サヨナラはどこか蒼い
原作	東方Project 上海アリス幻樂団
原曲	神さびた古戦場～Suwa Foughten Field
作詞	コンプ（豚乙女）
編曲	コンプ（豚乙女）
企画・音楽プロデュース	コンプ（豚乙女）
MV制作	みやちゃ、七薙

キャラクターとしての概要

終局に至りつつある八坂神奈子。ロストワードを終わらせるため異世界またぎの旅を続けていた。汎異記号は『L80』。

かつてロストワードによって全てを失った『復元者(レストアリ)』の1人。

武装拝殿(前部)

神奈子が背負っている守矢神社を模した武装。数多の神霊たちが神奈子に力を貸すために変容した。『多様性の権化でもある神々』の統一体制であり、ロストワードが生んだ奇跡の産物であり、『人々の信仰』そのもの。『隠居者』の1人であるとある存在によって作られた。

武装拝殿自体は諏訪子とふたつでひとつ。大砲のように装着された4本のオンバシラから『御柱の力』をビームキャノンとして放ったり、レーザーソードとして収束させることが可能。拝殿に格納された小さなオンバシラは魚雷のようなミサイルになる。

プレイアブル化

実装形態	レリック限定
式	技巧式
気質	ボーラ現象
拡散	オンバシラビームキャノン
集中	オンバシラレーザーソード
スペカ1	守矢神社『愛娘のような現人神』
スペカ2	守矢神社『我が背面の土着神』
ラスワ	『決意の守矢大移動』

スペルカード

スペルカードの符名は、神奈子がかつて住んでいた『守矢神社』。神奈子のスペルカードを模した弾幕であるため完全なオリジナルではない。

守矢神社『愛娘のような現人神』（「まなむすめ」）

「風鎮め風神祀りし神の子よ　お前を2度と失うものか決して絶対に……！」

早苗との思い出を想起する弾幕。早苗の一子相伝の弾幕に酷似している。

守矢神社『我が背面の土着神』（もりやじんじゃ「わがはいめんのどちゃくしん」）

「我が友にして我が宿敵お前無くして我無し　さあ共に征こうここからは神の蹂躙である」

諏訪子との思い出を想起する弾幕。諏訪子の使うミシャグジさまと何処か似ている。

『決意の守矢大移動』

「あの日私は判断した外の世界に信仰は無いと　諏訪子早苗許せ再び巻き込むぞ」

幻想郷に来た頃を思い出す弾幕。オンバシラ型のミサイルを武装拝殿から乱射する。

余談

スペルカードは早苗の秘術「一子相伝の弾幕」と諏訪子の祟符「ミシャグジさま」の再現。これらのスペルカードは［風］祀られる風の人間と［風］土着神の頂点のスペルカードとして採用されている。

ラストワードは、東方剛欲異聞の御柱「オンバシラ揺曳弾」/御柱「船上オンバシラ揺曳弾」や御柱「オンバシラバンカーバスター」/御柱「オンバシラトーピドゥ」などのオンバシラをミサイルや魚雷のように扱うスペルカードが元ネタと思われる。

気質は『ボーラ現象』。湿った風が山を越えて吹き降ろすと冷たくなる気象現象のこと。フェーン現象の対比でもある。

ちなみにこの曲はロスワ内だけではなく2022年6月にはVocalを務めた田原俊彦のシングルCD『ロマンティストでいいじゃない』にカップリング曲としてまさかの収録(もちろん同人CDではなく、一般流通のCDである)。作曲にはなんとZUN氏の名前があり、これには神主も「ロマンティストでいいと思います！」とコメントしている。

その後BS朝日の歌謡曲・演歌系のTV歌番組「人生。歌がある。」でも歌われている。