惑う
も ト
し |
な リ
い |
失くした言の葉 跳ねるなら
いつだって"当たり前"だってノールックで
プラスチックな日常 警戒してドローイング
楽曲情報
アーティスト名 | 東方LostWord fert.konoco×森羅万象 |
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曲名 | 斑にマーガレット |
原作 | 東方Project 上海アリス幻樂団 |
原曲 | 人形裁判 ~ 人の形弄びし少女 |
作詞 | みゅい |
編曲 | kaztora(森羅万象)/清水"カルロス"宥人 |
企画・音楽プロデュース | コンプ(豚乙女) |
MV制作 | 夜好ころろ |
演奏 | Guiter:清水"カルロス"宥人、Bass:Pira(森羅万象)、Drum:裕木レオン |
キャラクターとしての概要
終局に至りつつある世界のアリス・マーガトロイド。ロストワードを終わらせるため異世界またぎの旅を続けていた。汎異記号は『L80』。
かつてロストワードによって全てを失った『復元者(レストアリ)』の1人。
「人形を操る程度の能力」
アリス・マーガトロイドとしての姿がもう一度創られてからは徐々に取り戻しつつある。『復元・再現』の類ではなく『新規に構築された新たな能力』をメインとしている。手から伸びる『魔力伝導糸』によって『"ひとがたなるもの"』を意思がある存在に限りなく近いものとして生み出し使役することができる。
かつての能力との違いは、対象が自分自身に対してさえも可能であることである。
【リトルアリス】
『the Grimoire of Alice』が、アリスのために自らを拡張させた姿。
魔導書、アリス人形、魔導裁縫道具、魔力伝導糸、各人形……それらすべてで構築されたシステムの名称。
かつての仲間や知り合いたちを模した人形たちが並ぶ中、自身を模したアリス人形だけは、アリスの自作ではなく、アリスの名と存在と能力を再創造した『母』と呼ぶべき存在からの贈り物(ギフト)となっている。魔界の神の部分的な思念が宿っているため、アリスを模した人形は魔導書とは別に第二の本体と呼ぶべき存在となっている。
ストーリー
『ロストワード』によって、アリスは全存在を失い、『殻』の内側で「完全な無」となってしまう。
アリスにとっては『無』という状態は初めてではない。
生まれる前は何もなかったし、能力だって初めはなかった。
しかし、そこに『母』なる存在の手が差し伸べられ、もう一度創造されて、黒幕を追う旅に出た。
プレイアブル化
実装形態 | レリック限定 |
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式 | 攻撃式 |
気質 | 雹嵐 |
拡散 | 語り継ぐクロスステッチ |
集中 | 伝え聞くチェーンステッチ |
スペカ1 | 黒符『思い出の魔理沙人形』 |
スペカ2 | 紫符『知識のパチュリー人形』 |
ラスワ | 『グランギニョル座の怪人 カーテンコール』 |
スペルカード
「行くわよ 人形たち!」
全て東方のオリジナルだが、アリスと関わりの深いキャラクターたちのスペルカードを人形たちが使う形なので完全なオリジナルではない。符名は"七色の人形使い"だった頃にあやかって、色の名前が付けられる。
- 黒符『思い出の魔理沙人形』(くろふ「〜」)
「私が取り戻した欠片 魔理沙についての記憶 貴方とは 犬猿の仲よね 本当 迷惑なんだから」
かつて犬猿の仲だった、火力主義の努力家な魔法使いの記憶を込めた人形から弾幕を放つ。言わば「パクリのオマージュ」といったところか。(パクリじゃない、オマージュだ、これは!)
- 紫符『知識のパチュリー人形』(むらさきふ「〜」)
「私が取り戻した欠片 パチュリーについての記憶 いつかまた 図書館を訪れるわ この冒険譚が 土産話よ」
かつて茶飲み友達だった、病弱な魔法使いの記憶を込めた人形から弾幕を放つ。
- 『グランギニョル座の怪人 カーテンコール』
「 アリ ス
もしない トーリーは
もう 幕引きね さあ人形たち ご挨拶を」
終局に至りつつあるアリス・マーガトロイドのラストワード。思い出を込めた霊夢人形、魔理沙人形、パチュリー人形、妹紅人形、メディスン人形、幽香人形、雛人形、成美人形の8体が一斉にご挨拶。連携を組んで『「グランギニョル座の怪人」』の弾幕を使う。
絵札
イラストはPVのために描き下ろされたものを使っている。イラストレーターは毎度お馴染み夢野ろて>氏。
「グランギニョル座の怪人 カーテンコール」に装備することを前提としているためか、尖弾の威力25(50)%アップ(2T)、木属性の威力20(45)%アップ(1T)、攻撃式が使用時に対象全体のCRI防御を1段階ダウン(3T)の効果を持つ。
アリスのラストワードの属性は見事にばらけているため木属性の威力アップの恩恵をやや受けづらいが、それでも尖弾の威力アップの効果で全キャラクターの中では上位に入る程度のダメージを叩き出せる。
後にさらなる適性者が現れたのは内緒。
余談
気質は「雹嵐」。雹を含んだ強い風のこと。ヘイルストーム。
サビの歌詞には「"在り / あり / アリ"もしない"ス"トーリー」で"アリス"と読める小ネタが仕込まれている。これは後に上記のラストワードの口上に使われるようになった。
また、使用された立ち絵の衣装は通常衣装「七色の人形使い」、「七色の人形遣い」、「稗田邸に出入りする人形使い」。
魔理沙・パチュリー・上海人形が映ったシーンはイベント「本居小鈴の事件簿」、メディスンと白蓮が映ったシーンは「玉兎VS河童 大サバゲー祭り」、雛とレミリアが映ったシーンは「レミリア&ルーミアのトリック・オア・バレット!」のワンシーンのオマージュだが、いずれも本来アリスがいるはずのシーンにアリスが居らず、代わりに人形がいる。
pvに出てくる白いマーガレットの花言葉は「私を忘れないで」。このほかにも「心に秘めた愛」「誠実」「信頼」などもある。
スペルカードの演出は魔理沙の恋符「マスタースパーク」と恋符「ノンディレクショナルレーザー」、パチュリーの日符「ロイヤルフレア」と月符「サイレントセレナ」(というよりL1世界線の魔理沙とパチュリーのスペカ)を再現している。人形に合わせて若干サイズは小さめになっているのはご愛嬌。
※0:45から
※0:56から
ラストワードの人形のモデルとなった人物たちはいずれもアリスと縁のあったり、人形関係の繋がりであったキャラクターである。
- 霊夢・・・旧友(ただし霊夢は忘れてた模様)。お互い正直者同士でアリスも神社によく顔を出している。二人の組み合わせは「レイアリ」と呼ばれる。
- 魔理沙・・・アリスとは犬猿の仲……らしいが、コンビを組んで異変解決に向かうなどどう見ても仲がいいようにしか見えない。アリスは魔理沙が人間の魔法使いであることから神主から、「妖怪版魔理沙」と言われている。二人の組み合わせは主に「マリアリ」「マリアリが俺のジャスティス」と呼ばれている。
- 幽香・・・Win版でのアリスとの関係は不明だが、旧作「東方怪綺談」ではエンディングで究極の魔法を盗もうとしていた(ストーリー内でもこの出来事に関する話題がある)。二人あわせて「幽アリ」と呼ばれている。
- 妹紅・・・アリスとは肝試しの最中出会った。『蓬莱人形』繋がりでもある。二人の組み合わせは「もこアリ」と呼ばれている。因みにロスワ内のストーリー第3章でもコンビを組んで登場していた。
- パチュリー・・・二人とも妖怪の魔法使い同士。二人の組み合わせは「パチュアリ」と呼ばれている。
- メディスン・・・人形繋がり。公式での繋がりは『東方儚月抄』で会話していた程度だが、二次創作ではアリスとの人形関係での関わりがメジャー。二人の組み合わせは「アリメディ」と呼ばれている。
- 成美・・・魔法使いの仲間。永夜抄では魔理沙が「そうだ。この終らない夜も、欠けて歪な月も、消えた人間の里も、お地蔵さんに傘かぶせて廻ったのも、全てはアリスがやった。」という台詞がある。単に魔理沙の押し付けの可能性が高いが。
- 雛・・・雛"人形"だからか。公式での繋がりは皆無だが、二次創作ではたまにアリスとの関わりが見られる。
また、『カーテンコール』はL1世界線のアリスのラストワード発動前の口上を意識していると思われる。
なお、霊夢や魔理沙を除く旧作のキャラクターの立ち絵が登場するのは、東方ロストワードはおろか公認の二次創作ゲームとしてはこれが初だったが、これを機に様々な旧作のキャラクターがロストワードに本格的に顔を出し始めた。
余談だが、グッドスマイルカンパニーが販売しているロストワードのアクリルキーチェーンのラインアップに『アリス・マーガレット』という誤植があった(現在は修正済み)。