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概要編集

顔良と共に袁紹軍の猛将コンビとして知られる。官渡の戦いにおいて、曹操軍と戦い、顔良が討たれた後に、輜重を囮とした策に引っ掻かり、配下の騎馬軍勢が物資の略奪に夢中で態勢を乱している所を伏兵の攻撃を受け乱戦の最中にあっけなく戦死した。関羽に討たれたとあるのは演義である。また顔良と義兄弟と契りを結んでいたのも演義の創作である。


演義では身の丈8尺、獬豸(かいち、伝説上の神獣)のような顔をした人物とされている。公孫瓚との戦いの折りに公孫瓚を追い詰めるものの趙雲に阻まれる場面もある。曹操軍に敗走した文醜は、張遼の追撃をかわし、さらに徐晃を一騎打ちで圧倒したが、赤兎馬に乗る関羽には追いつかれ、背中から斬られてしまう。


創作における文醜編集

横山三国志編集

文醜

董卓連合軍解散後の公孫瓚との戦いから登場。初登場時は片鎌槍と盾を装備していた。「勃海一の猛将」を自称し、その武勇を振るって公孫瓚軍を圧倒していた。

その後は、官渡の戦いで登場し、討たれた顔良の敵討ちとして出陣。あとは演義通り罠に掛かってしまい、弓矢で幾人か射殺するが、そこに仇敵の関羽が現れ、弓矢を放つも悉く防がれ、剣を振るって立ち向かうもわずか数合で討ち取られる。


蒼天航路編集

漫画蒼天航路では今までの武勇のみのキャラクターではなく知略と冷静さを併せ持つ戦術家として描かれ、また北の遊牧民を纏め上げた騎馬兵を配下としている。

官渡の戦いでは船上で同僚の顔良戦死の報に袁紹陣営が動揺する中でも「奇策に弱い顔良が奇策に敗れただけの事」と切り捨て、対岸に袁紹を揶揄するように現れた曹操を前にして熱くなった部下数人がそのまま船を飛び降りて泳いで向かおうとするのを落ち着けと制止し、川面に浮かぶ顔良軍の死体を回収して船を接舷出来るようにした後に曹操を追撃することを袁紹に進言している。

五千あまりの騎馬軍を率いての三千余りの曹操勢追撃では、曹操が関羽、張遼にぞれぞれ百あまりの兵と共に分派させたのに対し、文醜はそのなかに曹操がいる可能性を考慮して必ず討ち取れるようにとそれらにそれぞれ千の兵を分派し追撃させるが、その調子で相手に合わしていけば自軍が曹操軍より寡勢になる事に気づく。

だが、文醜はその不利な状況は此処で自軍を全滅させても戦い全体では曹操軍の勝利にはならないが、自軍は全滅しても曹操を討ち取ればこの戦いで勝利する事が出来る事からと悟り、文醜の指揮を破綻させようと次に千の軍勢を率いて分派した荀攸の策には乗らず、多少の軍勢の劣勢程度は自身の指揮で埋める事が出来、それよりは曹操を逃さないことを重視して自軍を半分に分けた文醜の前に荀攸は慌てて曹操軍に合流することとなった。

それを見た文醜は多数の敵を相手に戦えるだけの武将が相手にはもう居ない事、そして、そんな状況で人数を多数保持したまま進む眼前の軍勢に曹操は居ることを確信する。

やがて、文醜は堤防を背後にして包囲されない陣を敷いた曹操軍を捉えることに成功し、激突しようとした時に曹操は自身の前面から軍を左右に退かせる。その意図が自軍を曹操めがけ突進させ左右から包み込むようにして包囲殲滅する意図と文醜は理解するも、曹操を討ち取るためと敢えてその策に乗り、自軍を激突寸前に収束させ、彼自身を先頭とした隊形で錐をもむように突撃を敢行。

激戦の最中、更に曹操が誘うように堤の上を登るのを部下数名と共に追撃し間近まで迫るも、曹操に「お前達には、心の闇がない。心の闇が無い者は確かに強い。だが俺以上に心の闇を持ち、俺を惹きつける者だけが、俺の全てを奪うことが出来るのだ。」と言われ一瞬呆然としたところを許褚に堤防を崩され文醜達は再び眼下の戦場へと落下していくが、最期まで曹操を倒せば戦に勝てると部下を鼓舞しながら戦死を遂げた。

自身を餌としたような曹操の手のひらで踊らされる形となって退路を断たれ最期を遂げた文醜であったが、その将器は荀攸に評価され、曹操は自身を惹き付けるものはないと見限ったものの、「見事なほどに袁紹の武将だ」と評した。


三國志(光栄)編集

シリーズを通し、武力が高く知力と政治が低いという脳筋的なステータスとなっている。11までは野獣のような容姿だったが、何故か12からダンディな風采に変わっている。


恋姫†無双シリーズ編集

いこうぜ!

真名は猪々子


関連タグ編集

三国志

袁紹 顔良 関羽

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