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CV:桑島法子

概要

北宇治高校吹奏楽部の顧問である滝昇が、吹奏楽コンクールの関西大会(支部大会)に向けて部員たちのレベルアップを図る目的で招いた外部の指導者(コーチ)。専門はフルートで、主に木管楽器のパートの指導を任されている。

緩やかに巻かれた長い髪をなびかせた妙齢の女性で、その優しげな印象どおりの穏やかな物腰のもとに部員たちと接している。しかしながら、演奏の指導において彼女が追求する音楽の完成度はかなりのもので、そのハードルの高さは滝のそれに勝らぬとも劣らないものとなっている。

滝の音楽大学時代の後輩にあたる新山は、昔のよしみはもとより、プロの演奏家としての実力と経験を彼から買われる形で外部指導員の仕事を頼まれている。そんな彼女は、音大時代の旧知の先輩である橋本真博とともにそれぞれの専門分野から積極的な指導を行い、北宇治高校吹奏楽部がよりよい結果を手にするための力添えを果たすことになる。


人物

新山聡美せんせい

容姿

緩やかに巻かれたブラウンの髪をなびかせ、清潔感のあるメイクで美しさを際立たせた、優しげな印象をまとった妙齢の女性。その見た目から受ける品のある爽やかさは吹奏楽部の顧問である滝と並び立ってもなお見劣りせず、大人の女性としての優雅さと淑(しと)やかさを見事に仕立て上げたものとなっている。(原作2巻、165~166ページ、170ページ、第二楽章前編、382ページ、第二楽章後編、31ページ、193ページ、239ページ)

外部指導員として吹奏楽部を訪れる際には、パステルピンクのカーディガンや純白のシフォンスカートをはじめとする洗練された色合いのファッションに身を包んでおり、マニキュアで彩られた爪先や耳元で揺れるパールホワイトのイヤリング、首筋からふわりと漂う甘い香りなどがそのたたずまいに華やかさを添えている。(第二楽章前編、382ページ、第二楽章後編、30ページ、32ページ、191ページ)


なお、音楽大学に通っていた当初の彼女は自身の身なりに頓着しておらず、自身の髪をポニーテールにまとめた上で、Tシャツにジーンズ、スニーカーのようなラフな格好をするのが常であった。当時の彼女いわく「綺麗に見せたいと思うような相手だったら気合いを入れるし、それ以外の人間にはどう思われようと気にならない」として、おしゃれを勧める友人たちの進言を「余計なお世話」などと突っぱねていた。(原作3巻、187~188ページ、短編集2巻、113ページ)


性格

上品な所作を欠くことのない穏やかな性格の持ち主であり、口元を手で覆い隠しながら微笑むといった優しい面持ちのもとに他者と接することを常としている(原作2巻、166ページ、第二楽章後編、164ページ、360ページ)。彼女の柔らかに微笑む瞳の奥にはどこか含みのある色も浮かんでおり、時として相手になんとも言えない底知れなさを覚えさせるような一幕もあるものの、それでも彼女自身の人柄のよさからある程度の真意を推し測ることもできる。(第二楽章後編、199ページ)

また、彼女は昔から「大切な人のためならなんだってしたいと思うし、自分の身だって惜しくない」というような献身的な熱意をその身に宿しており、その想いは現在においても変わらず彼女の行動の指針であり続けている。(第二楽章前編、385ページ、第二楽章後編、197~198ページ、230ページ、359ページ、短編集2巻、116ページ)


吹奏楽部への指導

新山先生


プロのフルート奏者として活動している新山は、自身の持つ実力や知識、演奏者としての経験を北宇治高校吹奏楽部の顧問である滝から買われる形で外部指導員としての仕事を依頼されており、「木管楽器のスペシャリスト」という前振りのもとに部員たちに紹介されている(原作2巻、59~60ページ、166ページ、第二楽章前編、383ページ)。実際に、彼女は同部を指導するにあたって自身の持つ専門的な技量を存分に発揮し、フルートパートのみならずすべての木管楽器のパートの演奏力を余すところなく向上させており、滝の期待に沿った仕事ぶりを果たしている。(原作2巻、169ページ)


部員たちを前にして行われる新山の指導は、楽器の吹き方や指回しといった基礎的かつ専門的な領域から向上を図りつつ、「ミスの原因を一緒に探っていきましょう」というような部員たちと横並びの指導を行うことによって彼らの自発的な成長を促すようなものとなっている。加えて、あらかじめ滝と同等の音楽の完成度を頭に思い描いている彼女は、そのレベルに部員たちの演奏を持って行くために「うーん、もう一回やってみよっか?」とひたすらにトライアンドエラーを繰り返しており、その果てしない反復練習の積み重ねは指導を受ける部員たちから「滝先生並みの容赦のなさ」と評されている。(原作2巻、169~170ページ)


また、新山はコンクールシーズンにおける全体演奏や各パートの指導以外にも、アンサンブルコンテストの本選に向けたクラリネット四重奏への専属的な指導や、木管楽器担当の部員たちに対する個別レッスンも行っている(第二楽章後編、164ページ、最終楽章前編、334~335ページ)。そのほかにも、彼女は自身の音楽関係のつながりを活用してほかの楽器の専門家(オーボエなど)を部員たちに紹介したり、音楽の才能の見込みがある部員を探して音楽大学への進学を勧めるといった、外の世界との仲介役も担っている。(第二楽章前編、383ページ、第二楽章後編、172~173ページ、359~360ページ)


経歴

高校生時代の新山は吹奏楽部員として活動するなかで、吹奏楽コンクールの「全国金賞」を目指して一心に取り組むかたわら、高校1年生のころからすでに音楽大学への進学を志している。しかしながら、彼女の両親は音楽家という先行きの見えない進路を選ぶことを反対しており、彼女はそのために高校生活の3年間を通して両親の説得にあたり、最終的に両親から音楽大学に進むことを許してもらっている。(第二楽章後編、32ページ、最終楽章後編、141ページ)

音大生になった新山は、学業と並行して入団したオーケストラサークルのなかで知り合った先輩・千尋に助けてもらいながら、彼女の知り合いである滝や橋本と親しくなっている。同じオーケストラサークルのメンバー同士である4人は、学生生活のオンオフを問わず一緒の時間を過ごす間柄になっており、新山は4人で過ごしたそのような日々を「音楽漬けの毎日で楽しかった。なんの根拠もなく、一生は長く続くと思い込んでいた」というような満ち足りた思いのもとに振り返っている。(原作3巻、187~188ページ、第二楽章後編、360ページ)


また、新山はこのころ、高校時代の同級生と偶然アルバイト先が同じになったことで、その元同級生から定期的にアプローチを受けるようになっている。彼女は別の大学で学んでいる彼に対して特に熱烈な感情は向けておらず、表向きは「恋人とか、いまは興味ないですし」などと白けた態度を見せているものの、そのことを不意に千尋から揶揄(やゆ)されると「もう、先輩ってばそうやってすぐ私とアイツをくっつけようとする」というように顔を赤らめている。(短編集2巻、114~116ページ)


音楽大学を卒業した新山は、プロのフルート奏者としての仕事を始めつつ、めでたく新婚生活も送っている(原作2巻、204ページ、第二楽章後編、28ページ、231ページ)。一時は憧れの先輩であった千尋が亡くなり、滝や橋本とともに悲嘆にくれる時期もあったものの、現在では彼女の夫であった滝が立ち直ったことを受けて、自身もまた彼に協力するべく外部指導員としての仕事を引き受けている。そうして参加した北宇治高校吹奏楽部の夏合宿では、新山は木管楽器の部員たちを教えるのみならず、部員たちのレクリエーションのために大量の花火を差し入れたり、木管楽器のさまざまなパートのメンバーたちと記念写真を撮ったりするといった応援の気持ちも寄せながら過ごしている。(原作2巻、200ページ、TVアニメ版2期5話)

また、新山は翌年度の北宇治高校吹奏楽部の夏合宿にも同行しており、そこではコンクール自由曲『リズと青い鳥』の要(かなめ)となる木管セクションやソリストたちへの綿密な指導はもちろんのこと、合宿中に体調を崩した1年生の小日向夢を介抱するなどの不測事態にも対処している。(第二楽章後編、209ページ)


主要キャラクターとの関係

滝昇

北宇治高校吹奏楽部の正顧問。

新山は滝のことを「滝先生」と呼んでおり、対する滝は「新山先生」と呼んでいる。

音大生時代に同じオーケストラサークルで活動していたのが知り合うきっかけとなっており、新山が後輩で滝が先輩にあたる。新山は滝の同級生である橋本や千尋の仲介もあって彼と親しくなったものの、当時は彼の不愛想で理屈屋な性格についてあまりよく思っておらず、彼が千尋と交際していることに対しても「あーあ、滝先輩はズルいですよね」というようなあからさまなひがみを募(つの)らせている。(短編集2巻、114ページ、116~117ページ)


しかしながら、新山は音大卒業後も続く彼との交流や自身の人生経験を通して、滝の人柄に対する理解や自身の処世術を深めていき、現在では互いに心おきなく笑い合ったり謙遜(けんそん)したりするような爽やかな関係性のもとに過ごしている(原作2巻、166ページ、第二楽章後編、164~165ページ)。また、彼女が北宇治高校吹奏楽部の外部指導員を引き受けた要因のひとつには、滝の持つ卓越した指導力(新山はこれを「人望」と評している)があり、彼女はときおり彼の指導者としての才能に敬意を表している。(最終楽章後編、168~169ページ)


橋本真博

北宇治高校吹奏楽部に携わる外部指導員。

新山は橋本のことを「橋本先生」と呼んでおり、対する橋本は「新山クン」と呼んでいる。

音大生時代に同じオーケストラサークルで活動していたのが知り合うきっかけとなっており、新山が後輩で橋本が先輩にあたる。当時の新山はしばしば、先輩である橋本から「これからの滝クンの成長に乞うご期待!」などと滝の人柄を理解するように促されたり、滝を追いかけ回す橋本の様子を見て肩をすくめたりしている。(短編集2巻、114ページ)


互いに外部指導員として吹奏楽部員たちを教えるようになった現在では、新山は確固とした自身の軸のもとに部員たちへと踏み込んでいく橋本の指導者としての姿を目の当たりにしており、「高校生ならこれだけ出来れば十分だろう」と判断した自身の指導と比較して「私も部員たちをきちんと一人の演奏者として扱い、もっと上のことを要求すべきだった」というような気づきと恥ずかしさを得ている。(原作2巻、220~221ページ)


滝千尋

滝昇のかつての妻。

新山は千尋のことを「千尋さん」「千尋先輩」と呼んでおり、対する千尋は「聡美ちゃん」と呼んでいる。

音大生時代に同じオーケストラサークルで活動していたのが知り合うきっかけとなっており、新山が後輩で千尋が先輩にあたる。新山が音楽大学に入学して以降、彼女は先輩である千尋からいろいろと面倒を見てもらっており、彼女は千尋に対して「運命の相手」というような強い憧れを抱くとともに、実の姉のように慕っている(第二楽章後編、230~231ページ、短編集2巻、112ページ、116ページ)。また、彼女が先輩である滝と付き合っていることに対しても、新山は「彼女にはもっとふさわしい人がいるのではないか」という横槍めいた思いを抱いているほか、時には彼女に直接「私のほうが千尋先輩を好きなのに!」というような羨(うらや)む想いをぶつけたりしている(短編集2巻、114ページ、116~117ページ)。そのような境遇があってもなお、新山は千尋が幸せでいてくれることを第一に望んでおり、「この人のためならなんでもしてあげたい、支えてあげたい」というような若さゆえの荒唐無稽な想いを抱きながら彼女の行く末を一途に応援している。(第二楽章後編、230ページ、短編集2巻、116ページ、119ページ)


なお、新山は音楽大学に通っていたころ、ラフな服装や活発な振る舞いをすることが常だったものの、千尋が亡くなった現在では逆にかつての彼女のような上品で優しげな印象(原作3巻、188ページ、短編集2巻、112ページ)をまとうようになっている。この新山の容貌の変化が千尋へのリスペクト(尊敬)によるものなのか、また、千尋の死が新山にどのような影響をもたらしたかについては、明確な記述はまだ登場しておらず、読者の想像に委ねられるところとなっている。


鎧塚みぞれ

新山聡美「私のお部屋へいらっしゃい。感情面の個人レッスンよ・・」


北宇治高校吹奏楽部のダブルリードパートでオーボエを担当している女子生徒。2年生。

新山はみぞれのことを「鎧塚さん」と呼んでおり、対するみぞれは「新山先生」と呼んでいる。

新山が初めて北宇治高校吹奏楽部の夏合宿に同行した際に出会ったのが関わるきっかけとなっており、新山はみぞれの奏でる「技巧は素晴らしいが一切の感情が欠落した」演奏に際して、その演奏を同部が抱える課題のひとつとして認識するようになる。新山は当初、曲中のソロとして登場する彼女の演奏を「技術的には問題ないため高校生としては充分」と腑に落としていたものの、自身と同じ外部指導員である橋本がみぞれに対して「ロボットみたいな演奏だ」と直言し、彼女に表現力を強く求めたことを受けて、考えを改めた新山は改めてみぞれの前に立ち、彼女の可能性の上限を勝手に判断してしまったことを詫びるとともに、「楽器を吹くのはね、義務じゃないの。もっとね、楽しんでいいのよ。オーボエを好きになってあげて」という励ましのメッセージを告げている。(原作2巻、220~221ページ)


吹奏楽コンクール関西大会の本番前に起こった事件を契機として、みぞれが豊かな表現力を身につけるようになると、新山は彼女の持つ類稀(たぐいまれ)な技量の高さを認めるとともに、そこにさらなる可能性を見いだし、「あなたのその才能がここで終わるのは、あまりにももったいない」という献身的な想いによって彼女に音楽大学への進学を勧めている(第二楽章前編、382~385ページ、第二楽章後編、197~198ページ、247~248ページ)。みぞれの3年生への進級とあわせて先述の話を持ち出した新山は、以降の北宇治高校吹奏楽部への指導と並行しながら、彼女が音楽大学の入学試験を受けるにあたって必要となる環境づくりに携わっている。(第二楽章後編、172~173ページ)


あわせて、新山は当年度のコンクール自由曲『リズと青い鳥』の要であるオーボエとフルートのソロ同士のかけ合いがかみ合わないことを受けて、みぞれとともにソロの演奏をどう展開するべきかを話し合っている。新山はそのなかで、みぞれがソロの題材となった物語における「別れたくないにもかかわらず別れを切り出さなければならない」要素に自身の感情を重ねて窮屈になっていることを知り、それとは逆に「愛する人の決断を受け入れることで、自身の愛のあり方を示す」という捉え方から音楽づくりをすることを提案する。そうして、自身の見込みどおり彼女の実力のすべてを引き出すことに成功した新山は、喜びと興奮の入り混じった面持ちで彼女を目一杯に祝福することになる。(第二楽章後編、230~233ページ、237~239ページ)


関連イラスト

ブラウス&フレアスカート姿

下絵 新山聡美新山聡美


関連タグ

響け!ユーフォニアム リズと青い鳥

フルート

滝昇 - 北宇治高校吹奏楽部の顧問。新山とは音大時代からの先輩後輩の間柄。

橋本真博 - 北宇治高校吹奏楽部に携わる外部指導員。新山とは音大時代からの先輩後輩の間柄。

鎧塚みぞれ - ダブルリードパートでオーボエを担当している2年生。新山は彼女の演奏に大きな可能性を見いだしている。


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