概要
伊集院がチームリーダーを務める『キングビーダーズ』の一員である眼鏡をかけた少年。(と言うには子供とは思えない程の背丈だが……)
市松模様のユニフォームを着てリュックを背負っているのだが、このリュックは梯子を伸ばすことで人を乗せる台としても機能するので、決勝戦ではこれを使って小柄な明に高い所からチームガッツの様子を窺ってもらい、そこから気づかれる前に襲撃をかけるという戦法でキングビーダーズのバトルに貢献していた。
作中では登場回数の割にセリフも表情の変化もとても少ない寡黙かつポーカーフェイスな男ではあるが、男として大切なものは何かをキチンと理解しており、決勝戦第二試合では、タマゴのバトルフェニックスと撃ち負けてしまい、逆上した伊集院がタマゴに対して行った反則行為である『相手に当てること前提のショット』を自分のショットで弾き飛ばして反則負けを阻止して(作中での描写を見る限り、相手に命中さえしなければ失格にはならない)から伊集院を諫めて、伊集院もそれに従うなど伊集院からは一目置かれた人物であり、
決勝戦のスペシャルマッチで明が反則行為(明はそのバトルでリタイアになっているにもかかわらず、伊集院と対決しているタマゴのシャドウボム(対応した発信器を持つビーダーを追跡する自動追尾型のダーゲットで、これを撃たれたビーダーはバトルから離脱、またはチームの敗北になる)を後ろから撃とうとする)をして自分のチームを反則負けにしてでも、伊集院の敗北を阻止しようとした際にもそれを諫めている。
作中での使用ビーダマン
- アイアンサイクロプス:本編で最初に登場したPIビーダマンで、JBAのマザーコンピューターの最深部に保管されていた設計図を元に作成された。
登場した時点では最新のビーダマンなだけあって、その圧倒的な性能で伊集院のケーニッヒケルベロス、明のユンカーユニコーンと共にタマゴ達チームガッツを追い詰めたが、同じくPIビーダマンであるバトルフェニックスを使用したタマゴのパワーショットには敵わなかった。
ちなみに全日本ビーダー選手権終了後の時点では、PIビーダマンはJBAで開発中で一般には出回っていなかったため、タマゴの持つバトルフェニックスを除けばビーダーが所持している唯一のPIビーダマンだったのだが、ガンマにその存在をスルーされている。
伊集院との出会い
作中での描写から明が伊集院とは幼馴染の関係であるのに対し、早乙女は伊集院とはキングビーダーズのチームメイト同士であることを除けば特に関係はない。
と連載当時の読者達からは思われていたのだが、実は早乙女は伊集院やサラーと同じ学校に通う生徒で、長身に反して大人しく臆病な性格であることから後藤達に虐められていたが、伊集院に助けられたのをきっかけに親しくなったという隠されたエピソードがある。
しかし本編がコロコロで連載されていた頃は、ページ数の都合でそのエピソードが作中で描かれることはなかった。
という事が、本編の電子書籍化後に作者のTwitterにて語られている。
その為、伊集院がタマゴとの勝負に破れ、豹変前の元の性格に戻った時には笑顔を見せている。
関連タグ
伊集院圧政:虐めから救ってくれた恩人
北条明:チームメイト及び伊集院を大事に思う者同士で、作中では明をリュックに乗せて様子をうかがったり上下からの波状攻撃をするといった連係プレーを見せた。
キングビーダーズ:早乙女が所属するチームではあるのだが、予選では明と同様に伊集院とは別行動で予選を突破していた。