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CV:朴璐美/逢葉まどか(少女時代)


概要編集

「牙狼〈GARO〉」シリーズのうちのアニメ作品、「牙狼 -紅蓮ノ月-」の登場人物で、主人公の「魔戒騎士ガロ」こと雷吼の仲間の魔戒法師


普通の人は見向きもしない物品に「美」を感じる特異な感性を持っており、普段は蒐集の品定めに余念が無い。


陰陽師安武晴明(※当作品では「安武」と書いて「あべ」と読む)の孫娘で、本名は「きよめ」。

魔戒法師としての道を選択したため実家である安武家とは疎遠になっていた。


昼間は遊女としての顔を、夜は魔戒法師としての顔を持つ。

魔戒法師としての腕前は確かで、「魔戒騎士ガロ」こと雷吼の戦いを援護している。

物語序盤では「魔戒騎士ガロ」の鎧の召喚に必須な魔導輪ザルバの封印解除は彼女にしか出来なかった。


物語後半では光喰らう火羅の遺した闇から雷吼を救うため、蘆屋道満の師匠の道魔法師に施された呪印が彼女の秘めたる闇を呼び覚まし、古の火羅「ルドラ(嶐鑼)」に憑依されてしまったが、晴明の捨て身の儀式と、雷吼の剣で元に戻った。


嶐鑼戦においては雷吼や保輔をサポート。

終盤では白基調の装束の姿へ変身し、心滅を克服した雷吼の黄金の鎧をさらに進化させた。

そして、安武家の人間として魔導具である赫夜を使って嶐鑼を再び紅蓮の月へ封印することに成功。

その後、嶐鑼から分離して雷吼に戦いを挑み一閃されたことで力尽きた道満を、彼の闇を全て引き受けるという温かな光で包み込みながら顔の傷を癒し、看取った。


雷吼に施していた封印は自らの命を削ったものであり、寿命の幾何かは雷吼に捧げていることが晴明により明らかとなった。


劇場版『薄墨桜』においては、雷吼を誘惑しようとする明羅に敵対心を抱き、また薄墨桜の火羅の復活を巡って法師同士の対決を行った。

都の人間を多少犠牲にしてでも藤原道長を討つという考えを示した明羅に、都の人間を犠牲にはさせないと反論しており、TV版の来世門の事件での「都の人間よりも雷吼が大事」という考え方を改めていることがうかがえる。

最終決戦では、昔に薄墨桜の火羅を封印するために一人の法師が命を犠牲にして生み出した封印の槍を復活させ、薄墨桜の火羅の討滅に貢献した。

尚、槍を生成した後でも星明は命を失うことなく生存している。


黒星明編集

元々、星明は火羅・闇呑により雷吼の黄金の鎧の光が闇に蝕まれ失われた際に、闇を鎧から引き離す刻印の術を道摩法師から受け、鎧の闇をその身に取り込んだ。

さらに、道摩法師らによる来世門襲撃の際に雷吼が離れていってしまったことから、自身の中にさらに闇を生み出してしまう。


道摩法師の手によって紅蓮の月の封印から解き放たれた嶐鑼がこの闇につけ込み、自身の完全復活まで星明の身体を依代として支配した姿が「黒星明」である。

元の星明の人格は心の中に幽閉されており、闇が不足している間は度々星明の意識が表に出ることがあった。

このため、晴明が星明にかけられた術を解こうとした際に黒星明の人格が現れ、晴明を殺害しようとしたが星明の人格が表に出たことで寸前で免れている。


嶐鑼の意識の下、黄金騎士や魔戒騎士を忌み嫌っており、鎧を持つ雷吼や保輔と熾烈な戦いを繰り広げた。

黄金騎士を求めて都を徘徊している中で頼信や保輔に一度重傷を負わせ、また保輔の兄である保昌を殺害した。


番犬所より、嶐鑼の憑代となった星明討滅の指令が下されてしまうが、彼女を救うという信念を貫く雷吼と、兄を彼女の手で殺害された保輔が対立。

彼らの一騎打ちは雷吼の勝利に終わり、晴明の術により星明の心の中へ入った雷吼が星明の人格を救出し、黒星明の人格を討滅、星明は肉体を取り戻すことに成功した。

しかし、これで嶐鑼が消滅したわけではなく、晴明の術により嶐鑼は彼の心の中へ移り込み依代としてしまう。


戦闘の際には、星明と同じく式神や魔法陣を多用したり拳や蹴りを行ったが、魔導筆を刀に変形させて相手を斬り裂く戦法も取った。

また、道満が所持している武器に似た長い魔導筆も使用していた。この魔導筆は星明に戻った後も嶐鑼戦で星明が使用しており、通常よりも強力な攻撃が可能となっており、最後には心滅を克服した雷吼の鎧を更に進化させる役割を果たした(星明曰く、あいつ=黒星明が置いていったもの)。

なお、式神や魔法陣は黒や赤に染まっている。


式ちゃん編集

CV:逢葉まどか

星明が晴明の下へ一度訪れた際に授けられた式神。

「シキシキ」と声を出すが会話ができないため、自らの体に文字を浮かばせることで意思疎通をとる。

普段は星明の召使いのような形で、金時の預貯金を盗む、茶を運ばせるなどをさせられている。

人を乗せて飛行することも可能。


雷獣編集

第七話『母娘』にて登場した、魔導馬・轟天にあたる魔戒獣。

外見は、四肢に緑の炎を宿した巨大な金色の獅子の姿をしている。


その正体は、星明の実母である葛子姫。

本編前、安武の屋敷を襲撃した大量の素体火羅を取り込み変化したことから、星明の実父・信太丸の命を懸けた封印の術により封印され、晴明により熊野の霊場に移され安置されていたものの、蘆屋道満により封印が破られかけてしまう。

最終的に星明が火羅となった母を救うために魔導具と化し使役する秘術を使ったことから、牛車を媒介として雷獣へと変化した。

牙狼の鎧を纏った雷吼を乗せて戦った際、牙狼剣が轟天に騎乗する際と同じく牙狼斬馬剣に変化する。


嶐鑼との最終決戦でも遺憾なく使用されたが、劇場版『薄墨桜』では登場することはなかった。


関連項目編集

牙狼GARO 紅蓮ノ月 金時 雷吼


炎の刻印:星の声を担当した朴璐美氏はTVアニメ第1期でも「エマ・グスマン」の声を担当した。

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