概要
魔戒騎士が装着する鎧は、現世では99.9秒の制限時間が存在しており、それを過ぎると紋章が上下反転、鎧が巨大化して獣のような姿となる。
戦闘能力は通常の状態より遥かに高くなるが、理性を失い野獣同然の行動しかできない暴走状態である。しかもすぐに鎧を外部から強制解除しなければ、身も魂も鎧に喰われて装着者は完全に消滅してしまう。
劇中の描写では、装着者が内部空間らしき場所に収められており、顔には血管のような模様が浮かび上がる等、鎧と同様に禍々しい姿へと変貌している。
紋章に衝撃を与えると心滅獣身が解除される。
この状態からホラーの始祖メシアが残した闇の魔導書に記された手段を用いた上で、鎧に取り込まれずに打ち勝つことで、鎧を構成するソウルメタルがデスメタルへと変化。鎧の制御と人の姿を取り戻し、暗黒騎士となる。
一覧
心滅獣身ガロ
黄金騎士ガロの称号を持つ歴代の主人公達が暴走状態となった姿。
ちなみに黄金騎士の中には道外流牙やソードのように最後まで心滅獣身にならなかった者もいる。
1期終盤で邪美を殺された怒りで冷静さを失って制限時間を無視して戦闘を続けたために心滅獣身となり、仇であるコダマを惨殺した後も暴走が止まらなかったものの、涼邑零に紋章を一突きされた事で暴走が解除された。
4期終盤でホラー・エイリスに制限時間を減らされて強制的に心滅獣身へと変えられた。
仲間のクロウと毒島エイジに襲いかかったが、マユリの想いによって正気を取り戻し、心滅獣身を克服した姿である光覚獣身ガロとなってエイリスを倒した。
『炎の刻印』の中盤でメンドーサの策略によって心滅獣身となった。
こちらは両腕が狼の頭部に変化しており、後述の能力も相まって地獄の番犬ケルベロスを彷彿させる。
炎をプロミネンスのごとく無数に放ち、作中では街もろとも守るべき人間達に大きな被害を与える等、歴代のシリーズの中ではトップクラスに危険な心滅獣身と言える。
『紅蓮ノ月』の回想シーンと終盤で登場。
心滅獣身ゼロ
絶狼の称号を持つ涼邑零が心滅獣身となった姿。
初登場はCR版であるが、のちのスピンオフ作品である『絶狼<ZERO> -DRAGON BLOOD-』で本格的に登場。
心滅竜ゼロ
心滅獣身ゼロの強化形態。『DRAGON BLOOD』で初登場。
成竜ループの身体に噛みついた心滅獣身ゼロが竜の力を得た姿であり、西洋のドラゴンを思わせる禍々しい外見となっている。
心滅獣身ガロの強化形態にあたる光覚獣身ガロとは違い、こちらは暴走が悪化した状態であり、それを体現するかのごとく零も怪物じみた外見へと変貌している。
心滅獣身キバ
バラゴが心滅獣身となった姿。
ホラーに対する強い憎しみから心滅獣身へと変化したバラゴは完全に闇に堕ちて暗黒騎士キバとなった。
関連タグ
アルティメットフォーム…暴走の危険を孕んでいるヒーローの強化形態。
テッカマンブレード…制限時間が過ぎると暴走するヒーロー繋がり。