概要
本作に登場する、人間側の組織である日本帝鬼軍の中の部隊の一つ。
明王クラス以上の強力な鬼呪装備の使い手で構成された吸血鬼殲滅部隊であり、吸血鬼達の始祖クラスの討伐実績すらをも保有している。まさに人類にとっての希望と言える存在。
中佐の一瀬グレンを指揮官とした数百人で構成されており、規模としては少さいが多くの実力者が在籍している精鋭部隊である。ヒロインの柊シノアを隊長として、漫画版の主人公である百夜優一郎、早乙女与一、君月士方、三宮三葉で編成されたシノア隊などの複数の少数部隊が存在する。
指揮官の一瀬グレンに対する反応からして、メンバーには帝ノ月の出身者も多く含まれていると思われる。しかしその為か、帝ノ鬼である柊家が率いる帝鬼軍本部からは、あくまで捨て駒として冷遇されており、部隊の実力に反して帝鬼軍内での立場は低い。
また、こういった背景もあって高位の吸血鬼との戦場にも積極的に送り込まれるので、その実績に比例して隊員の殉職率も非常に高く、部隊は慢性的な人手不足で悩まされている。
しかし、グレン自身も怪しい動きをしているが....
隊員
- 一瀬グレン隊
- 鳴海真琴隊
- 相原あい子隊
分隊長 / 相原あい子 |
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本編39話
39話にて、柊暮人によって隊員の多くが「終わりのセラフ」を起動させる実験の生贄にされてしまった。実は月鬼ノ組は、最初から「終わりのセラフ」の実験の際の体の良い捨て駒として編成された部隊だったのである。この計画には、グレン自身も無自覚の内に第二人格が協力していた模様。
この計画で大半の隊員達が犠牲となり、その後はシノア隊を初めとした僅かな生存者も帝鬼軍を離脱した為に、事実上月鬼ノ組はここで壊滅した。
関連タグ
調査兵団:同じく主人公が所属する人類への脅威と戦う精鋭部隊。殉職率が非常に高く、その実力に反して体制側からは冷遇されている点も同じである。ただし、彼らの実力や重要性は後に認められて、待遇もクーデターを機に改善されていった。