プロフィール
名前 | 一瀬グレン(いちのせ・ぐれん) |
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身分・階級 | 日本帝鬼軍 中佐 |
所属 | 月鬼ノ組指揮官兼一瀬グレン隊隊長 |
年齢 | (小説版)15→16歳,(漫画版)24歳 |
身長 | 183cm |
体重 | 65kg |
誕生日 | 8月28日 |
血液型 | A型→O型 |
好きなもの | ゲーム,ジャス |
興味あるもの | 百夜優一郎,柊真昼 |
鬼呪装備 | 真昼ノ夜 |
cv | 中村悠一(TVアニメ)/浜田賢二(vomic) |
人物
小説版では主人公、漫画では吸血鬼殲滅部隊「月鬼ノ組」の中佐として登場した。
普段は前髪を降ろしているが、会議や戦闘の際はオールバックになる。
左:小説版 (16歳) 、右:漫画版24歳 (※1巻序盤のみ20歳)
小説版
小説では15歳の少年。
小説版では柊真昼と恋仲であった。
一瀬家率いる「帝ノ月」の者たちは、宗家である柊家率いる「帝ノ鬼」所属者たちから差別を受け冷遇されており、学校内で孤立する中実力を隠し装い耐え続けている。
しかし、柊暮人に実力がバレてしまった事で半端強制的に部下となってしまい、さらには暮人から父親を人質に、暮人の妹でありグレンの元恋人の柊真昼を処刑するよう命令されたり、その後もたびたび無茶な任務を押し付けられるが、苦することなく成果をあげ続ける。
また、真昼と何度も交戦しアシュラマルの持ち帰りに成功して鬼呪の発展に尽くし「暮人様の右腕の一瀬グレンさん」とまで呼ばれるようになる。
しかし活躍し過ぎた事が仇となって柊天利によって、立場を分からせるという名目で父を処刑される。
父の処刑後は『帝ノ月』を率いるが、柊天利ら『帝ノ鬼』ら幹部から土下座したまま頭を踏まれたり、父に裸踊りをさせていた話を聞かされる等の屈辱的な行為をされる。
その後は柊暮人の下で『百夜教』の調査を行なったりした。
なお、柊深夜、五士典人、雪見時雨、花依小百合、十条美十 とは小説版の頃からチームを組んでいる。
漫画版
漫画版ではサングィネムより脱出した主人公百夜優一郎を保護し、日本帝鬼軍「月鬼ノ組」へと導く。
鬼呪装備の「真昼ノ夜」は、鬼呪装備を作り死亡した天才・柊シノアの姉、柊真昼が宿っているものである。
新宿を吸血鬼から1チームで取り戻した英雄、階級は中佐、『帝鬼軍』は彼の助力が無ければ生き残れなかったとされるわりに階級が低いのは、上記の小説版の項目で述べた理由の為。
普段は優一郎達が通う学校の講師を行なったりしている。
柊暮人から名古屋の貴族殲滅を命じられて月鬼ノ組を率いて名古屋へ向かうものの、順調に貴族を暗殺していくがクローリー・ユースフォードに捕まってしまう。
吸血鬼に尋問を受けている最中にもう一つの人格が現れ吸血鬼を殺し、クルル・ツェペシに「終わりのセラフの実験」に協力するように脅迫した。
百夜優一郎を実験台にして利用している影の一面も窺える。
4巻以降、怪しい動きがあり、とある吸血鬼と繋がっている裏切り者なのでは?と読者に疑われていた。
鬼呪装備の「真昼ノ夜」の中の柊真昼とも怪しい動きがあるようだが、38話にて、とある吸血鬼との繋がりが明らかになり、同時に自身が、《鬼》になる一歩手前の《生成り》で二重人格である事が明らかになった。
元の人格が「仲間を大切にして裏切らない性格」であり、怨霊に取り憑かれた人格が「野望の為に仲間を簡単に切り捨てる完璧主義な性格」である為、《終わりのセラフ》実験に仲間の月鬼ノ組を犠牲にしたり柊暮人と内通していたりする。
アニメではこの人格になったとき、赤目になっている。
しかし、柊暮人曰く、「常に仲間を見捨てることができない」人物であり、月鬼の組や、深夜ら高校時代からの仲間からの信頼は厚い。
以下、核心に触れる重大なネタバレ
小説版7巻において、作中で死亡した柊深夜、五士典人、雪見時雨、花依小百合、十条美十 を生き返らせる。そのため、人が死者蘇生の禁を破った時に発動する神の天罰『終わりのセラフ』が発動し、世界が滅んでしまう。
これにより、グレンが世界の滅亡のトリガーを引くことになってしまった。
グレンにとって物凄く個人的な感情や想いから行われた事である。
人々の命よりも深夜(小百合や五士達)を選んだ結果となる。
グレンは自分の選択がどうなるのかを理解した上で世界を破滅させ、代償として深夜達の命を繋げる道を選ぶ。
尚、蘇生された彼らの命は10年しか延命せず、また、蘇生の事実を知れば、深夜たちは塵になって消えてしまうとされている。
フェリドの館で優たちと再会した際には、グレンの目的が「全人類の蘇生」であることが明かされた。
グレンの血液にはフェリドを吸血鬼にした者の血が流れている。
それは反乱分子として何代も前から計画されていたもの。
16歳の破滅、その続編でフェリドや吸血鬼化した真昼達から血を吸われていた理由は上位始祖の血が流れていたからである。