基本概要
董卓軍の大将。
史実では凶悪な暴君としてその名が知られているが、恋姫†無双シリーズの董卓は史実や蒼天航路などの他のフィクション作品のキャラクターと違い、儚げで心優しい人物で史実の董卓とは全くの別人といえる。
作品によって違う立場や設定
恋姫†無双(PC版)
後漢王朝の都である洛陽を占拠し、悪逆非道を働いた奸賊とされていたが、于吉によって暴君として傀儡の役目をさせられてしまい、反董卓連合と戦う事になってしまった(つまり、月は冤罪を被ってしまったのだ)。
しかし、心優しい月を守るため、幼なじみの詠だけではなく、恋や霞といった勇将達が最後まで董卓軍に付き、反董卓連合軍と戦った。
都である洛陽の解放後、逆賊として処刑を免れないことから、北郷一刀率いる北郷軍に保護され、詠と共に一刀直属のメイドとして仕える事になった。(この時、反董卓連合内でも月の顔を知っているのは恋しか知らなかったため、殺されずに済んだ)
また、月はこの時から一刀に好意を抱いている。
それ以後の月は一刀が注文したメイド服を着用し、家事や洗濯をするようになった。
自分を保護してくれた一刀のことを慕っており、一刀のためにお茶を淹れたり、一刀に喜ばれるようなことを考えたりしている。
ちなみに、左側が君主時代の衣装、右側が一刀の侍女になって以降のメイド服姿である。
真・恋姫†無双(PC版)
何進や十常侍達の権力争いに巻き込まれ、麗羽(袁紹)をはじめとする諸侯のでっち上げにより暴君呼ばわりされてしまい、反董卓連合との戦いの後、蜀に保護されることになる。
前作(恋姫†無双)では何進によって都である洛陽に呼ばれていたが、今作(真・恋姫†無双)では涼州で部隊を率いていたところを張譲に引き入れられている。
蜀ルートを選択していた場合、反董卓連合軍に敗北して洛陽を占領された後、前作同様一刀のメイドとなる。
また魏ルートでも蜀に保護される描写が見られている。
だが、呉ルートでは名前しか登場しない。
真・恋姫†英雄譚
『新・恋姫†英雄譚外伝 白月の灯火』では、メインヒロインに昇格。董卓としての衣装も膝元が見えるスカート姿となっている。
洛陽の宮廷に召喚された一刀が、危険視した黄(趙忠)によって追放処分にされた後、涼州にて詠と共に倒れている彼と出会う事になる。
アニメ版
一国一城の主(併州の牧)で、非力だが単独行動をとったりして見かけによらず行動派で、こっそり城を抜け出しては民の情勢を見ている。
時々城を抜け出すため親友である詠を心配させてしまうこともしばしば。
また責任感も強く、張譲に利用され、救出された時も華琳、雪蓮に謁見した際、民を苦しめた事に苦悩し懲罰を求めるなど平和への意思が強かった。
ちなみに、アニメ版ではゲーム版で特徴的だったスローペースな口調は普通の喋り方に変更されているが、これはゲーム版の出来事が無ければもう少し外交的な性格になったのではないかと考えたアニメ版脚本担当者の独自解釈によるものである。
なお、続編であるアニメ版の真・恋姫†無双の2期にその出来事は発生している。
関連イラスト