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概要



2012年に発表された、韓国のラッパーPSYの楽曲。英語表記は「Gangnam Style」。ユ・ゴニョンとの共作である。
いわゆる「電波ソング」に分類されるような、独特のリズムの歌詞と特徴的なダンスで話題となった…が、流行の経緯については後述する。

曲名の江南とはPSYの出身地でもあるソウル特別市江南区と思われる。
江南区は韓国における高級住宅地、かつクラブなどが揃う歓楽街もある場所である。「俺はセレブばっかり住んでる町で、いい生活してるぜ」「パーフェクトで素敵なお姉ちゃん、俺と遊ぼうぜ」と云うような歌詞を、いけてない外見のオッサンが歌っているというギャップのほか、PSY本人はインタビューで「嫉妬を恐れて出身地を隠そうとするセレブ層を揶揄するような意図がある」と言及している。

サビで繰り返される「オッパン カンナム(ガンナム)スタイル(오빤 강남스타일)」は直訳すると「お兄ちゃんはカンナムスタイル」となる。この「お兄ちゃん」とはそのまま「上の兄弟」ではなく、恋人が親しみを込めて「お兄ちゃん※」と呼んでいるような意味合いから派生して「(いい女の君からお兄ちゃんと呼ばれちゃうような)俺はカンナムスタイル」と歌っていると意訳される。
※韓国では、親しい間柄において血のつながりはなくても家族と同じように呼び合うという文化がある。カップル間でも、(年上の)彼氏を彼女が「オッパ=兄」と呼ぶことがあり、この曲が男女間のやりとりについて歌っていることからも「兄と呼ばれるような親密な関係」を比喩したものと推測される。

流行とその経緯

YouTubeを通じて世界中に流行したが、その経緯、特にYouTube上での再生数の増加には不自然な部分が見受けられるという指摘がある。

YouTubeにMVが投稿されてから、わずか58日で1億3000万回もの再生回数を記録した。
しかし、世界的に有名なレディー・ガガの「ポーカー・フェイス」ですら、同じ再生数を稼ぐのに約3年もの時間を要しており、決して韓国国外でメジャーとは言い難いPSYの楽曲が、それも投稿直後から再生数を稼いでいることから、アメリカのインターネット掲示板4chanではやらせや工作を疑われていた。
疑惑の材料の一例として、2012年当時、インターネット回線の加入者数が19万人前後に過ぎないモンゴルでのクリック件数が、90万件を越えているという点などが挙げられる。

突然のランキング圏外

上記のような不自然な再生数の伸びがあったものの、YouTubeの再生数ランキングでは10位圏内に入り続けていた。しかし、「Youtubeのランキングの仕様が変わった」途端に「ランキング10位圏外に転落」という普通では考えられない事態が発生している。
以前は動画のクリック件数を単純に再生数として計算し、検索結果において上位に表示されていたのが、動画全体の長さに対する視聴時間を重視するものに変更になった(※詳しい仕様については非公開となっているが、F5連打などブラウザリロードによる再生数稼ぎが無効になっている)。
これにより、「江南スタイル」に関しては「再生回数に対して再生時間が(極端に)短かった」ということが証明される形となった。

ちなみに、仕様変更前後で10位圏外から極端に転落した動画はこの楽曲の動画のみであり、ほかの動画は多少順位が変動したものの近しい順位を維持していた。
のちにまた首位に帰ってきたものの、少なくとも初期における短期間でのランキング上昇と下落は「工作」が疑われるものであったのには違いない。

PSYはYouTubeでのヒットを受けて2012年後半から欧米(特にアメリカ)向けのプロモーションを積極的に展開。テレビ番組のほか、マドンナのコンサートに出演するなど大きく取り上げられていた。このため、再生数の伸びの全てが工作に起因するとは言い難く、YouTubeおよびPSY側も工作疑惑について言及していないことから、あくまで「完全に黒とは言い切れないグレー」という立ち位置にある。

なお、K-POPの一部アーティストには本楽曲以外でもYouTubeの再生数水増し疑惑が存在し、例えば世界的な人気を誇るBTSにも同様の疑惑がある。→参考記事
また、本件とは直接関係は示されていないものの、2011年(※楽曲のリリース前)にテレビ番組「Mr.サンデー」でコメンテーターの木村太郎が「韓国政府の中には『国家ブランド委員会』という物が存在し、K-POPブランドを育てるために国を挙げて『YouTube』などに載っている動画の再生回数を増やしている」と発言している。のちに国家ブランド委員会から「特定の動画の再生数を増やすよう指示をした事実はない」と指摘があり、番組内で謝罪と弁明が行われた。→参考記事

話題性

YouTubeでの大流行が(工作疑惑も手伝って)話題となり、ダンスのインパクトや空耳のインパクトからじわじわと人気を獲得した。空耳については、「ガンダム」やら「アレ」やら、各国で様々なものが取り上げられている。

また、経済評論家の山口正洋は、「アメリカ人に聞いてみると、この江南スタイルを『韓国』と意識しているわけではなく、『最近元気な、変わったアジア的エキゾチズムを感じている』という人がほとんどです。(中略)これは日本企業にとってもマーケティングなどにおいて大いに参考にすべきです。つまりそのまんま『あ、これはアジアだ』とわかるものを強烈に全面に出さないとアメリカでは成功しにくいですよ、という教訓です」と指摘しており、他の評論家からも「歌詞の意味や社会的な背景」ではなく「アジア人の小太りのおじさんが、ノリのいい曲に合わせてふしぎなおどりをしている」ことの面白さが評価されたのではと指摘されている。

インターネット上では多数のパロディ動画・MAD動画が制作・投稿され、YouTubeのほか、ニコニコ動画などでも多くの動画で「ネタ」的な扱いをされているのが確認できる。

YouTube上での一方でCDセールス的には振るわず、楽曲そのものはいくつかの賞を受賞しているものの、楽曲を収録したCDの売り上げは動画再生回数に比べてかなり少ない。また、ダウンロード配信におけるチャートも、長期的には伸びず、賞についてもその多くは「話題性に飛びついただけでは」と称されている。
ビルボードチャートで高位にランクインしたことも話題となったが、これは採点基準にYoutubeを取り入れているため純粋なCD・ダウンロードのセールスとはまた異なる。

特に日本においては、PSYが積極的なプロモーションを避けたこと、当時のK-POPブームとは毛色が異なることなどから、韓国や欧米での人気に比べそれほどでもなかった。
2012年当時、K-POPブームといえば、例えば少女時代KARABIGBANGSUPERJUNIORのような、若手のアイドルグループが主体であり、それらのファン層と噛み合わなかったというのもブームが盛り上がらなかった要因の一つと言える。一応ネット上では先述の通り(ネタ的に)それなりに親しまれていた。

これに加え、「いけてないおじさんがダンスミュージックに乗ってキレのいいダンスを披露する」という方向性のタレントについてはパパイヤ鈴木(おやじダンサーズ)、芋洗坂係長のような人物が既におり、乗馬ダンスもブーム以前の2011年イエローハットのCM(実際に、使われているシンセサイザーの音色やMVの演出が似ているという指摘がある。ただし模倣したというよりは共通の「元ネタ」があり、たまたま発表時期が近かったと推測される)で見慣れていた経緯があり、新鮮味がなかったという背景もある。

イタリアでの反応

2013年にイタリアで行われたサッカーのコッパ・イタリア決勝式典でPSYが同楽曲を披露したところ、観客から激しいブーイングを受ける憂き目に遭っている。
曲を無視してチームの応援歌を歌ったり爆竹を鳴らしたりといった行動が見られ、電光掲示板にPSYが映ったのを境にブーイングはより激しくなった。

サイゾーの記事によれば、「単にイタリアでのPSYの知名度が低かったため無視されただけ」という意見もある一方で、海外サッカー事情に詳しいライターが「2002年の日韓W杯での韓国チームの横暴によって、イタリアサッカー界には反韓感情がある。そんな中、歴史あるコッパ・イタリア杯に(韓国人の)PSYが登場したのだから、ブーイングが起きるのも当然」と語ったことが綴られている。
参考記事

関連イラスト

gundam style~
GANGNAM STYLE



関連タグ

PSY
ガンダムおっぱいガンダムスタイルと聞こえる事もあるとか)
K-POP テクノ
テン・リングスの伝説(高校時代の主人公が「カンナムスタイル」と呼ばれるシーンが有る)

外部リンク

Wikipediaにおける記事

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PSY さい

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