概要
二人の出会いは第21話、襟立健吾がセッティングした合コン会場の焼肉屋で深央はアルバイトをしていたがドジばかりでこの日も頼んでない杏仁豆腐を渡と名護にぶちまけて名護の怒りを買ってしまった。渡と深央は互いに人見知りで断れない性格のためすぐに意気投合し惹かれ合った。
22話で健吾は深央に一目惚れしてしまい強引すぎるデートをし深央は体調を崩して寝込んでしまったことを渡と恵に話すもその事を健吾に聞かれそのまま出ていってしまった。
「私、本当にダメですよね…ドジで無神経でそのうえ人見知りだなんて…どうしようもないですよね…」と言うと渡は「そんなことありません、人は…変われます」と言い深央が変わるための買い物に付き合った。指輪だけは渡に選んで欲しいと深央は言い、指輪だけ渡に選んでもらったのであった。
大牙の登場後
渡は初めて仲良くなった友達の登太牙と再会したが大牙の婚約者は深央だった、彼女のことは諦めようとする渡だが彼の好きな人が深央だとは知らない大牙は二人を遊園地へ誘うが渡と深央は気まずい空気になる、深央は渡に気持ちを話そうとするも渡は聞く耳を持たなかった。その後互いの気持ちをハッキリさせたこともあり渡と深央は仲直りしたのだった
互いの正体(ネタバレ注意)
37話で渡は深央の正体がファンガイアのクイーン、大牙の正体がファンガイアのキングと言うことを知ってしまったと同時に深央と大牙もキバの正体が渡ということを知ってしまったのであった。
続く38話で母親の真夜と再会する渡だったが大牙も真夜のことを母さんと呼んだ。そう、渡の父親は音也、大牙の父親は過去キング、渡と大牙は父親の違う兄弟つまり、異父兄弟であることが発覚したのであった。
渡がファンガイア(と人間のハーフ)だと知った深央は変に吹っ切れてしまい、渡が大牙を倒してキングになればいいと思うようになってしまい、いつまで経っても大牙を殺さない渡を見て挙句の果に自分の手で大牙を殺そうとし、結婚の誓いをすると嘘をつき大牙を刺し殺しかけたのだった(刺したが死ななかった)
結婚行進曲・別れの時
決着をつけようとする渡と大牙、深央も陰ながら見ていた。闘いは続きサガがやられそうになったのを見た深央は罪悪感からなのか大牙を庇ってエンペラーフォームの攻撃を喰らいそのまま転落してしまった。駆けつけた渡の腕に抱かれ、彼との結婚を夢見て渡に選んでもらった指輪をはめてもらうと「嬉しい……」と言いそのまま深央は粉々に砕け散ってしまった………
実は彼女はエンペラーフォームの攻撃を受けただけでは消えなかった、裏切り者のクイーンとしてとどめを刺したのはビショップだった。(ただし、ビショップはファンガイアとしては正しいことをしており、クイーンでありながら掟を破ろうとした深央の自業自得とも言えなくはない)そうとも知らず渡は自分が深央を死なせてしまったと思い込み、過去へ行き音也と真夜の仲を引き裂こうとするほどに追い詰められてしまうが実の父の音也に「深央ちゃんって言ったな?彼女を生かすためにはお前が強く生きるしかない。人は前に進むもんだ、悲しみを飲み込み大きくなった時…彼女はそこにいる」と言われ、渡が持っていた深央の破片が光り彼女の現象が現れ渡は「僕…いいのかな?生きて…」と聞くと深央は微笑みながら頷き姿を消すと同時に深央の破片も消えていった。結果、渡は大きく成長することとなったのだった。
小説版
クイーンの設定が無いため、一般人のファンガイアとして書かれている深央が渡とはTV本編より進展しており、キスをしたり同居をしたりとしていたが深央は結局、歪んだ正義感に囚われた名護啓介の手によって死ぬこととなってしまった……。
余談
- 本編挿入歌である「Supernova」はエンペラーフォームのテーマ曲だが所々深央を彷彿させるような歌詞がある。「急に手のひらの上粉々に砕け散るこの気持ちの行き場教えて」や「守りたいと願う大切な人の未来」などの歌詞は43話〜45話までの渡の気持ちを意味しているようにも取れる。
- TV本編や小説版では悲しい結末を迎えてしまった故か、二次創作にはファンガイアのクイーンとして覚醒する以前の深央と渡を描いた作品や、渡と深央が深い絆と愛情で結ばれて幸せになる、といった作品が見られる。