概要
福岡県みやま市大字下庄にあるJR九州鹿児島本線の駅(JB22)。
全列車が停車する。
瀬高地区(旧・山門郡瀬高町)が矢部川に沿って栄えた町である事から、1891年の開業時には「矢部川駅」と称した。瀬高という地名の由来は「この地を流れる矢部川が瀬に阻まれ、非常に川の水が溢れやすい地形」だったことによる。
また、開業当初の駅名が矢部川だったのは隣の熊本県にあった高瀬駅(現在の玉名駅)との混同を避けるためでもあった。高瀬駅が玉名駅に改称された1956年に、当駅も現在の瀬高駅へ改称している。
当駅東側に、学校給食用のマーガリンやジャムなどを製造していることで有名な「鷹食品工業」の本社兼工場がある(所在地は大字小川)。
駅構造
編集
単式ホーム1面2線の地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。
かつては単式・島式の複合2面4線で、国鉄分割民営化直前の佐賀線廃止に伴い、0番線(1番線の門司港駅寄りにあった切り欠き式ホーム)が廃止された。その後、2012年3月にバリアフリー工事が完成、エレベーターが新設された際に2番線の使用を停止している。
上りは左側、下りは右側のドアが開く。
利用状況
2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員は779人でJR九州の駅としては第168位である。