烙印融合
らくいんゆうごう
通常魔法(制限カード)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(1):自分の手札・デッキ・フィールドのモンスター2体を融合素材とし、
「アルバスの落胤」を融合素材とする融合モンスター1体を融合召喚する。
影依融合のような相手依存の条件がなく、真紅眼融合のような厳しすぎる発動制約がないデッキ融合が可能な融合魔法。
ターン中は発動前後含めて融合しかEXから出せない制約こそあるが、他と比べたら圧倒的に条件は軽いと言える。
融合先はアルバスの落胤を融合素材として指定した融合モンスターのみだが、元々アルバス関連の融合モンスターは相手モンスターを素材にする前提の素材指定なので素材の条件が非常に緩く、この事からデッキから落とせるモンスターの種類が非常に多い。
特にルベリオンが闇属性を、アルビオンが光属性を融合素材に指定しているのが強く、その上これらのカードから妨害効果を持つミラジェイドに繋げられる…という誰が見てもパワーカードであることは分かるだろう。
デッキ融合といえば捕食植物ヴェルテ・アナコンダだが、制約の関係で手札から発動したら止められてもアナコンダは出せなくなり、逆にアナコンダを出したらターン中に烙印融合引き込んでも使えない…という点で微妙に噛み合わせが悪い。
また、展開の〆で使うフュージョン・デステニーとは違い、烙印融合はその後に行う連続融合召喚や実質おろかな埋葬の役割も担っている為、そのどちらも出来なくなるアナコンダでの発動はあくまで下振れ時の保険にしかならない。
こう言った事情もあるのか、マスターデュエルでは烙印融合実装から半年以上経ってもアナコンダが禁止カードになっていない。
情報公開以降からこのカードをサーチできるデスピアの導化アルベルが1枚初動と化して高騰し、直後のリミットレギュレーション以降からは【デスピア】が環境を席巻した。
制約とEXの枠を多く取る性質上、出張はドラゴンメイド、エルドリッチ、サンダー・ドラゴン、シャドールなどに限られていたが、日本選手権にてそれらに当てはまらない【烙印鉄獣戦線】が優勝という結果を残している。
アナコンダ禁止後は純粋なデスピアは既にスプライトやティアラメンツ、エクソシスターに追いやられていたが、結局の所ティアラメンツへ烙印融合パーツのみの出張が増えていた事で2022/7/1のリミットレギュレーションにて準制限カードに、2023/1/1で制限カードに指定された。