獣イカロス
6
けものいかろす
『小説 仮面ライダーフォーゼ ~天・高・卒・業~』のラスボス。
自身の抱えたトラウマと向き合い、それを乗り越えた園田紗理奈が、仮面ライダーイカロスに奪われたエナジー=自身の夢を取り戻した事で核を失い、暴走したイカロスの成れの果て。命名者は野座間友子。
核を失った事で邪悪な攻撃性しか残らなかったせいか、醜悪に歪んだ怪物としか言いようのない姿をしている。如月弦太朗曰く「天高生の青春の膿の結晶」。
背中に生えた翼が無数に生え続けては伸びきる前に折れてゆくため、その重みで常に獣のような前傾姿勢で動くという特徴を持つ。
自身の目論見を台無しにされた怒りに身を任せて闇に染まったコズミックエナジーを放出しながら超高速回転し、仮面ライダーメテオの攻撃を全て弾き返して彼を圧倒。
止めを刺さんとした際、アルゴ・ゾディアーツを撃破して戻ってきたフォーゼに最後の決戦を挑む。
園田と城島ユウキの「夢」だった宇宙空間をフォーゼとの決着を付けるための戦場に定めて対決するが、自身の凄まじい回転攻撃にも動じずそれを受け止めたフォーゼを目の当たりにして勝てないと悟る。
それと同時に究極生物に近付いた自身が元の原始生物まで退化し始めている事に気づき、「フォーゼから逃げたい」という衝動に駆られるも、「絶対に負けたくない」という思いがそれを凌駕し、過去最大級にコズミックエナジーを放出しながら回転。
黒い太陽のような姿へと変貌して特攻をかけるが、最後はフォーゼ・ランチャーステイツのリミットブレイクを受け爆散。ただのSOLUに戻り、弦太朗の「今度会う時にはダチになろうぜ」という言葉を受けながら宇宙へ帰っていった。
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