概要
クロノトリガーの序盤に発生するイベント。
中世での冒険を終えて現代に戻って来たクロノは、マールを送り届けるためにガルディア城を訪れるのだが、そこで「王女誘拐犯」と罪をふっかけられて裁判にかけられることになる。
主な登場人物は裁判長の他、弁護士のピエール、大臣、裁判官たち。
最初にリーネ広場を訪れた時のクロノの行動がこの裁判の結果に影響する。
簡単に言えばまともな行動をとれば無罪、ろくでもない行動をとると有罪になるのだが、その「ろくでもない行動」の判定がかなり意地悪かつシビア。
以下の6条件を全て満たすことで無罪になるのだが…。
- ペンダントを拾う前にマールに話しかける
先にペンダントを拾ってしまうと、ペンダント目当てにわざとぶつかったと判断されてしまう。
- マールにペンダントを返す
返さず持ち逃げするとやはり王女の財産目当ての犯罪者扱いされてしまう。
- ボッシュにペンダントを売る
上に同じ。もっとも、このあたりはまだ「ろくでもない行動」としてわかりやすく、意識していれば回避しやすい。問題は以下からである。
- テーブルの上の弁当を食う
広場の北西にお弁当が置かれている。これは傍らにいるおじさんの私物なので、当然食べてしまうと泥棒扱いされる。
問題はこのお弁当、調べただけでクロノが勝手に食べてしまうことである。「お弁当を食べますか?」といった選択肢もなく問答無用である。単に「これ何だろう?」と思って調べたら食べてしまったという事態が続出した。
マールからは「食いしん坊ね」と笑われるが、他人の弁当を勝手に食べるクロノも大概である。今なお語り継がれるクロノトリガー屈指の初見殺しと言える。
- 少女に猫を届ける
猫とはぐれて泣いている少女がおり、その猫は前述の弁当の近くをうろついている。
この少女を無視して猫を届けないと罪とされてしまう。どうやって猫を連れて行けばわからずストーリーを進めてしまったプレイヤーもいるだろう。
また、猫に話しかける前に少女に話しかけることでも罪とされてしまう。意地悪極まりない。おそらくクロノが少女を泣かせているように見られたのだろうが、さすがに神経質すぎやしないだろうか。
- キャンディを買うときに動かない
マールがお店のキャンディを購入している間に動くと文句を言われる。2回以上注意されることで罪とされてしまう。
問題はマールが買い物をしている時間がそれなりに長く、その間「どうすればいいんだろう?」と思わず方向キーを押してしまうプレイヤーも多いことだろう。
攻略等を見なければ初見でこれらの条件を全て満たすのはほぼ不可能だろう。
それに、この条件を満たして無罪を勝ち取ったとしてもどのみち後の展開は変わらない。せいぜい貰えるアイテムの数が変わる程度である。
この王国裁判の理不尽さや、ギロチンやドラゴン戦車に処刑されそうになる展開から序盤はガルディア王国の印象はよろしくないだろう。
しかし、ストーリーを進めると…?
サブイベント
ストーリー終盤のサブイベントでは再びこの王国裁判が開かれることになる。
しかし、今度の被告人はなんとマールの父親であるガルディア王であり、虹色の化石を売ったという容疑をかけられている。
ここで国王の容疑を晴らすことで、クロノや国王を陥れたある者の正体をようやく暴くことができる。