プロフィール
性別 | 女性 |
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年齢 | 21歳 |
人種 | 中国人 |
所属 | ウォン重工業 製品開発部門 (作中の表記は「product development deportmant」) |
上記のプロフィールは2話で判明。
概要
OVA作品『スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION』の1~2話に登場するモブキャラ。
髪は灰色がかった青色のハーフアップ。目はブラウン。おっとりとした雰囲気の美女。生前の写真では、グレー調の制服を着ていた。
新型の人型起動兵器「バルトール」を開発したウォン重工業の一般社員であり、その兵器の生体パーツとして組み込まれた。後に偶然にも救出されたが、既に虫の息であったため、最終的には死亡した。
「兵器の生体パーツとして利用されて死亡」という経緯を踏まえるとかなり可哀想なキャラクターである。しかも、その兵器は自身の所属する会社が開発したものなので、より悲惨さを誘う。
作中の活躍
1話序盤~中盤
新型機としてお台場の式典でお披露目される予定となっていたバルトールだったが…。
突如バルトールは式典を襲い始める。ハガネ達は応戦するも、同機の学習能力に苦戦。この襲撃で多数の民間人、ラミア、クスハ、ラトゥーニ、ゼオラ、アラド、が拉致され姿を消した。
バルトール群、撤収後。ハガネ達は吊り橋のハンガーロープに引っかかっていた機体を鹵獲した。
1話終盤
鹵獲された機体を調べるリョウト。
- リョウト「確かに生体反応はあるんですが…変なんです」
- テツヤ「どこが、どう変なんだ?」
- リョウト「公表された仕様書によると、この部分に開閉スイッチがあるんですが…見当たらないんです」
- テツヤ「設計変更した可能性は?」
- リョウト「あると思いますが…いくら調べても開閉スイッチらしきものが、見当たらないんです。一体どうやって搭乗したのか…」
- アヤ「中のパイロットとは、話はできないの?」
- リョウト「あらゆる周波数で呼びかけてみましたが、応答がないんです」
- ブリット「じゃあ、強引に開けるしかないってことか」
パイロットの生体反応はあるが、応答は返ってこない。しかもコックピットには搭乗口は存在しないことが判明。不審に思ったハガネの面々はコックピットを強引にこじ開けると、中から裸の女性が…。
それは、意思のない部品と化した王玲華であった…。
彼女の体は、まるでマリオネットのように吊り下げられていた。体各所にはフック付きワイヤーが取り付けられており、それだけで体を支えていた。
服は着ておらず真っ裸。緑色の液体の浸かっていたせいか、肌が緑青色に。乳首は青に変色していた。
虚ろな表情からは涙を流していた。
それを見て唖然する一同。そして、その一同の後方に壁際に寄り添うギリアムの「ODEシステムだ…」の一言で1話は終了した。
2話の次回予告
死体袋に仕舞われる王玲華の映像。
- キョウスケ「ヒト。それは一対の精子と卵子があれば容易に量産可能な生体パーツ」
まるで彼女の命を侮辱するような際どいセリフ。
2話序盤
ギリアムがハガネの面々に色々と説明。
- リュウセイ「でもな、いくら何でも人間をあんな風にしちまう量産機なんて」
- ギリアム「そう。現状のODEシステムは生体コアとして人間を必要とする」
- アヤ「生体コア!? もしかして、連邦軍の軍人を!?」
- ギリアム「いや、コアは軍人でなくても構わないようだ。現にあのバルトールの中にいた女性は…」
- リュウセイ「まさか、民間人!?」
- ギリアム「そう。ウォン重工業の一般社員だ」
ここで彼女の身元が判明する。
2話中盤
バルトール群が大阪の連邦大学に出現。ハガネ達はすぐさま大阪へ向かおうとするが、そこにリョウトから連絡が入る。
- リョウト「リュウセイ、さっきバルトールの中にいた女性の死亡が確認されたんだ。バルトールに取り込まれた人間はまず助かる見込みがないと思う」
死体袋に仕舞われる王玲華。恐らくバルトールの負荷に耐えられなかったと思われる。これを最後に彼女の出番は終了した。
余談
スパロボのアニメで初めて全裸、乳首を見せた最初のキャラクターである。
ゲーム『スーパーロボット大戦OG外伝』や漫画版だと、バルトールの犠牲者のポジションはジジ・ルーというキャラに置き換わっている。
壁により掛かりながらギリアムが言い放った「ODEシステムだ」という台詞はネタとして有名。
関連イラスト