概要
もち米を洗って水を切り、水を加えながら挽き、これを3~10日水でさらし、布袋でしぼって天日乾燥してつくった粉。うるち米を加えることもある。良質のものは白色で光沢がある。
昔は厳寒期につくられていたため「寒ざらし粉」とも呼ばれた。寒中につくられたのは、製造中に水を多く使うので、腐敗、発酵を防ぐためためである。現在では熱風乾燥によって一年中生産されている。
白玉粉はほかの米粉と比べて、粒子がたいへん細かいので、団子にしたとき、見た目がつややかで、舌ざわりも滑らかである。
また、成分はデンプンを主としているので、ただの糯粉(しんこ)よりも消化がよい。そのため、病人や乳幼児の食べ物としても用いられる。
一般には白玉にして食されたり、製菓材料として求肥をつくるのに使われたりする事が多い。
白玉
作り方は、白玉粉に水を加え、耳たぶくらいの固さにこね、小さく丸めて手のひらで軽く押さえて平たい団子にする。それを沸騰した湯に落としてゆで、浮き上がってきたら冷水にとって冷やし、ざるにあげて水気を切る。
砂糖蜜、きな粉、餡をかけて食べたり、みつ豆に入れたり、お汁粉の餅がわりに用いる。みそ汁や澄まし汁の実にすることもある。
別名・表記揺れ
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