「聖ナル翼が 邪ナルモノで穢れて仕舞〼カラ」
概要
発動すると、天使の持つ光輪と猛禽類のような二対の巨大な翼、右手には軍刀サーベルを有した姿になり、目は自身の能力(Jail…檻)を模したような格子状の目に変化する。
また、この形態になるとキルゲによる霊圧も技の霊子の衝撃波も感じ取れなくなるが、原作491話の井上織姫は「滅却師は霊子を発するのではなく吸収する(ため、神の正義の霊子吸収能力ゆえ)」と推測している。
黒崎一護からは「キモチ悪りイ恰好」と言われたが「悪虐の輩の瞳にはそう映って然るべし」と返した。
そしてアヨンを取り込んだ際にはよりおぞましい姿へと変貌した。
具体的に言うと、翼にアヨンの目がついた他、左腕はアヨンの腕のように肥大化し、アヨンと同じ蛇の尻尾も生えた。そしてキルゲ本人も口元にアヨンのものと思しき歯が生え、口調も若干カタコトになっている(加えて原作カラー版では全身真っ白になっている)。
能力
完聖体の滅却師が放つ霊子従属能力『聖隷(スクラヴェライ)』の力は凄まじく、井上織姫の盾舜六花・三天結盾を簡単に引きはがし、虚圏のあらゆる霊子を吸収しサーベルにその力を集めた。
残念なことに技を使おうとしたがアヨンに破壊されたので不発に終わった。
前述したアヨンの身体を霊子として分解して形態変化した後に出力を上げて対峙していた3獣神ら破面に織姫とチャドの皮膚をも分解して殺害しようとした。
滅却師にとって毒に等しい虚のようなアヨンを丸ごと取り込んだことについて、アニメ版では浦原喜助が「彼は虚を吸収した瞬間に大きく姿が崩れた。力を扱いきれていないと感じた」と述べて滅却師の弱点に気付いたことにされる形で補足された。
長らく彼の完聖体の力は不明だったが、久保帯人先生の公式質問コーナーにて「神の正義の能力は、滅却師の霊子の捕獲・隷属能力に特化している」と解説してくれた。
アニメでは他の星十字騎士団は聖隷を発動した際には建物を霊子に分解して強化したりしたが、対峙していた一護や朽木白哉などの死神の身体を分解する描写がなかった。
余談
名の由来はヘブライ語で『神の判決』(piskei‘el)の意。
漢字表記は恐らく監獄→罪人を捕まえる→正義という解釈で付けられたものと思われる。