秋吉聡子
あきよしさとこ
日本の文化研究者であり、主に江戸時代における日本の庶民文化や、性風俗の文化について専門に研究を行っている。
主に韓国・朝鮮による、いわゆる慰安婦問題の一環でアメリカの各地に慰安婦像が設置されていることを知って言論活動を開始しする。
失われた遊郭文化をはじめ江戸の世における日本の性風俗事情を踏まえて慰安婦問題を解説し、世間の誤認を解くための講演を行っている。
本人曰く、世間が忌避していることから「性風俗について研究している」など言うとスケベか変態と思われそうなので、40代になるまでは公言するつもりはなかったらしいが、世間は性の諸問題について昔の性風俗を例として語る際に、最早「事実」と「作り話」の区別もつけずに語られている状態であったことから、そうも言ってられなくなったとのこと。
特に戦後の時代劇や、映画・ドラマ・小説・漫画などのメディアにおいて描かれている遊郭文化は、殆どが上述した「作り話」を元にした間違ったイメージで製作されており、実際に遊郭文化について詳しく語られている原典を紐解いていくと、現代人の遊郭に対するイメージとは全くかけ離れているという。
というのも、戦後において出版された遊郭に関する解説書は、稀な事件を持ち上げてそれが日常だったかのように記述し極端な推論で締られたものが多数を占めており、後の研究者たちはその推論本を信憑性があるものと断言してきたため、メディアもそれに便乗したことから世間に遊郭文化について間違ったイメージが浸透してしまったとのことである。
平成29年8月27日に発行された秋吉氏の著書であり、自由社から出版されている。
古くは江戸時代にまで逆上る、原典と言える遊郭に関する多くの文献を研究した上で執筆されており、発売後に話題を呼んで予想以上の売れ行きから重版された。
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