「ここから逃げ出すんでしょ?」
「協力してやるって言ってんの」
概要
笛のつぐももであり、音波による攻撃を得意とする。
元は人間たちに長年酷使され、それゆえに人間を見限った付喪神たちが集う「迷い家」の一員であり、主人公である加賀見一也や桐葉とも敵対する間柄であった。
その後、紆余曲折あって何度か一也に協力するも、彼に対してはいささかツンデレ気味な態度をとってしまう。
人物
ややサディストの傾向があり、また性欲も強め。加えて同性愛のケもある模様。
一也に対しては協力関係となった後もツンデレ気味な態度を取りがちで素直になれないが、決して嫌っているわけではない模様。
最初は故あってくくりを狙う「迷い家」に属する付喪神の、とりわけ急進的な一団の一人として登場し、一也・桐葉と交戦する。
少女のような見かけによらず、かなり長い年月を経てきた強力な付喪神らしく、きわめて高い戦闘能力をもった実力者であり、一也・桐葉ペアも苦戦を強いられた。
しかし、黒耀を手酷く傷つけられて怒る一也が強制発動させた「かみがかり」によって形勢が逆転。彼の力に圧倒されて失禁するほどの恐怖を味わった挙句、もとの道具の姿に戻ってしまった。
この時漏らしたおしっこ浸しになった。
その後は色々あってつぐももとして復活を遂げ、囚われた「迷い家」の仲間を助けるために一也に協力し、奏歌との戦いで桐葉を失った彼の一時的なパートナーになった。
一也と組むようになってからは、力を貸すうちに彼の心の内を知り、徐々に心を開いていくことになる。
なお、力を貸す際は上述した性格から「一時的な関係」を強調していたため、のちに桐葉が奇跡的に復活を遂げたことで当初の協力関係が終わりそうになった時には素直になれず落ち込んだ。
しかし、つぐももの複数持ちを可能にする彼の霊力の実験も兼ねて、他4人のつぐももと共に一也を主とすることとなった。
能力
笛を鳴らして音波(衝撃波)で攻撃するほか、ソナーのように索敵に応用するなど、様々な場面で活躍する。たとえ音を封じられても、使用者の肉体に直接振動を伝え、打撃を強化するといった使い方も可能。
人間を見限った「迷い家」の付喪神だけあって、パートナーなしの単体でも高い実力を誇る。