箕借り婆
2
みかりばばあ
関東地方の伝承に伝わる老婆姿の妖怪。
関東地方の伝承で語られる一つ目の老婆の姿をした妖怪。一部の書籍などではみかり婆とも表記される事もある。
旧暦の12月8日あるいは2月8日に一つ目小僧を伴い人家を訪ねて来て、蓑や人間の眼玉を借りて行ってしまうとされる。
また、横浜市の港北区鳥山町裏ノ谷戸では欲張りな性格で、土に落ちた米粒までも拾いにやって来て口に咥えた火で火事を起こす傍迷惑だが恐ろしい妖怪として伝わっている。
箕借り婆を避けるには家の門口に籠や笊を出して置いたり、目籠を竿の先に付けて家の棟に立てておくと一つ目しかない箕借り婆は沢山ある物を苦手としている為、家には近寄ってこないとされており、横浜市の港北区鳥山町裏ノ谷戸では庭に落ち零れた米でツヂョー団子を作ってもう拾う米が無いことをアピールする為に戸口に刺しておくという。
関連記事
親記事
子記事
兄弟記事
コメント
コメントが未記入です