概要
『ゾンビランドサガ』の登場人物、源さくらと紺野純子のコンビおよび百合カップリング。
一見すると、さくらは「アイドル志望だった平凡な女の子」、純子は「伝説の昭和のアイドル」と、不釣り合いなようにも見えるかもしれない。
しかし、さくらの誰にでも話しかけられる社交性が、内向的な純子の心を開かせ、第4話では共に美肌のおまじないとして鯰の置き物に水をかけたり、温泉に入ったりするなど徐々に仲が良くなりつつあった。
そして、極めつけは、第6話。時代が違うために異なるアイドル像から愛と大喧嘩し洋館を飛び出した純子を追いかけ、自身のゾンビィバレのリスクも承知で彼女の帽子を拾いに海に飛び込んだ末、彼女の死の真相を唯一語られた。秘密を共有した間柄となったのであった…
(なお、同時期に別のカップルも秘密を共有した間柄へと発展していた)
さらに、その次の第7話。アイドルとして大舞台に立つ決意をした純子を無情にも跳ね飛ばしてしまったロケバス…その姿は、まさに物語冒頭でさくらを死に至らしめた事故そのものであった…これは、さくらも飛行機から落ちる展開が来るか…?
実年齢差
さくらは17歳、純子は19歳とゾンビィとしての年齢は2つしか違わないが、事故で死去しなかったとすると2018年時点でさくらは26~27歳、純子は53~54歳と親子ぐらいの年齢差が実はあったりする。
しかし、うら若き肉体のまま蘇った彼女たちにそんなことは関係ないのだが。
なお、中の人たちは同い年であり、下記のような中の人ネタのイラストも多数投稿されている。
また、この2人、アイドルアニメである本作のメインキャラを務めるにもかかわらず、歌声をスタッフの中の誰1人として聞いたことがないという問題があった。そのため、配役に内々定した後に、最終オーディションと称した2人の歌声を披露するためだけの場が設けられたことがインタビューで明かされている。
事故に縁深い2人
さくらは軽トラによる交通事故、純子は飛行機事故でそれぞれ若い生涯を閉じており、死んでからもこの不運っぷりは続いていることが物語中で描写されている。
というのも、この2人、先述の通り、車に跳ね飛ばされるという貴重な体験をゾンビィになってからもしているのだ…
しかも、さくらは生前の死因と同じく何も積んでいない猛スピードの軽トラだったからまだしも、純子は「フランシュシュの仲間6人+幸太郎が乗ったライトバン」という明らかに衝突時のダメージの重みがエゲツないものに跳ねられているのだ…
とりあえずこの2人は、美容・健康・皺退散のおまじない以前に、交通安全のおまじないを念入りにかけられることをオススメする…
才能の塊
ゾンビがアイドルをやる、という無茶苦茶なコンセプトをした本作ではあるものの大事なライブをボイコットしかけるほどの暴挙に出たのは、実はこの2人だけだったりする。
(純子は6〜7話のサガロック、さくらは11〜12話のアルピノライブでそれぞれボイコット未遂を犯している)
ただし、どちらも本番直前になると紆余曲折を経て参加を決行し、それまで他との練習の差があるであろうにまったくブランクを感じさせないパフォーマンスを見せ、大成功を収めてもいる。
なぜこの2人が生きて、評価されることがなかったのか…