「 珍 棒 」
概要
正式な曲名は『Let's Fighting Love』で、字幕に見る表記自体は「素晴しいチンチンもの」が正しい(「ら」が無い)。
歌は作者の片割れであるトレイ・パーカーが担当。
過去に日本サブカルチャーのパロディや、多くの名曲を世に送り出してきたサウスパークだが、日本のアニソンのパロディでかつ、歌詞のカオスっぷりや純粋な歌としての完成度の高さから、日本でも知名度の高い一曲となっている。
ちなみにフルでの演奏時間は1分と短い。
日本のファンの間では曲そのものだけでなく、なりきりで8頭身マッチョに脳内補正された作中の登場人物の二次創作を指す場合も多い。
映像と歌詞
※は実際の発音読み
素晴(ら)しいチンチンもの
金玉の毛(※髪)ある
その音は(※それの音)サルボボ
いいえ! 忍者がいます
Hey Hey Let's Go!(さあいくぞ!)喧嘩する
大切な物 protect my balls(金玉を守れ)
僕が悪い so let's fighting(だから戦う)
Let's fighting love…
Let's fighting love…
この歌 ちょっとバカ
ワケがわからない
英語がメチャクチャ
大丈夫! WE DO IT ALL THE TIME!(いつものことさ!)
Hey Hey Let's Go!(さあいくぞ!)喧嘩する
大切な物 protect my balls(金玉を守れ)
僕が悪い so let's fighting(だから戦う)
Let's fighting love…
Let's fighting love…
解説
シーズン8第1話「キケンなニンジャごっこ(Good Times with Weapons)」は、子供たちが古来の日本・琉球の武器(本物)を露店商から泣き落とし作戦で購入し、その武器でニンジャやサムライの真似をして遊ぶ話であるが、話の終盤、なりきり過ぎて本物の手裏剣を目に喰らって失踪したバターズを探す際、同じ露天商から武器を購入したクラスメイトと戦うシーンで流れたのがこの曲だった。
もちろん純粋なパロディ曲ではなく、英語ネイティブからすれば、J-POPやアニソンの歌詞によく出てくる英語の文法がメチャクチャすぎることを皮肉った歌である。しかも、分かる人からすれば日本語も英語もメチャクチャ(注1参照)であり、『ヘンな外国語』を歌にしてしまう人々を皮肉る歌ともとれる。
「Let's Fighting Love」という曲名からして文法が間違っている(Let'sの次に来る単語は動詞の原型でなければならず、「Fighting」ではなく「Fight」を使うのが正しい)が、大丈夫! いつものことさ!
なお2022年に開催された「サウスパーク25周年コンサート(South Park: The 25th Anniversary Concert)」ではフルバージョンで流されており、歌詞中「たんたんたぬきのキンタマは 風に吹かれてブラブラ(注2)」と言うフレーズが追加されている。如何にトレイ・パーカーが日本マニアなのかがうかがい知れる。
(注1)歌詞の「金玉の「毛」」をなぜ発音では「髪」と読んでいるかというと英語では陰毛も頭髪もhairなので、日本語の文章で髪が出てきたものを英訳した場合に前後文脈が不明や曖昧な状況だと陰毛って書いてると勘違いする人が出ることもある、英語圏の人間がやらかしがちな誤訳ネタのことを盛り込んでいる。
また「僕が悪い」は自分の過失を認めているのではなく「I’m bad」が「俺ってカッコイイ」という意味のスラング(badがbad boyの略で不良少年ってこと)なのだが直訳して日本語にすると意味不明になってしまう、という事を表している。
(注2)「まもなくかなたの(原題:Shall We Gather at the River?)」の俗謡で有名な歌詞。なおこちらの本当の歌詞は「風もないのにブラブラ」である。
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ストリートファイターZERO - 元ネタ
チンポコモン - シリーズ初期の日本ネタ回